「書くを仕事に!京都ライター塾」の第1期が終了しました!最終回は「新規仕事を得るためにどうすべきか」。

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2020年1月に始まった全5回の「書くを仕事に!京都ライター塾」。先日3月18日に無事、終了しました!

これまでのレポート記事はこちら。

新規仕事を得るために

今回の写真撮影はデブ子デラックスさん

塾では、これまでに「ライターとは?」について始まり、インタビューのやり方、原稿の書き方をお伝えしてきて、最後は、どうやって仕事を依頼してもらうかについてのお話。ライターを名乗るのは簡単ですが、仕事を依頼してもらうことが、まずはワンステップ。依頼し続けてもらえるように、すべきこととは? 全5回の中でも、実はこれが一番大事な回なのかもしれません。

今回は、出版社とのコネゼロ、営業するのも大の苦手だった私が、どんな風に新規の仕事を獲得してきたのか、全国誌で記事を書けるようになった経緯、人気サイトの記事を依頼された裏側など、新規仕事を獲得するためにしてきたことを、具体的にお伝えしました。

私がやってきたことの一例はこんな。

•公式サイト(ブログも可)を持つ

•実績を作る→ブログなど載せる

•誰かに紹介してもらう

•出版社や編プロに営業に行く

ライターお悩み相談室」でも、個人的に相談されたときも、どうやったら仕事を依頼してもらえるか?と聞かれたときに、必ず言っていることが、ブログを書くこと。ライターなら、まずはブログや公式サイトがあると、見つけてもらいやすい&紹介してもらいやすいのです。

特にライターは、文章を書く仕事なので、編集者がブログを見れば、どのくらい書ける人なのかだいたい分かります。この人にお願いしたらきちんと書いてもらえそうだな!と信頼してもらえるようなサイトを持っておくこと。

私がライター塾の0期生のように思っているデブ子デラックスさんが、先日公式サイトをオープンさせて、おおついに〜!!と感激しました。

私が営業に持っていくファイル。過去に書いた記事を見やすく1冊にまとめています。

企画のできるライターは強い!

仕事を依頼してもらうための仕組みも大事ですが、あとは企画のできるライターさんは強い!です。私は編集者としての仕事をさせてもらう機会もあって、そのときに強く思ったのが、とにかく編集者は記事になるネタを探している。次の記事どうしよう、ネタ、ネタ、とにかくネタがほしい〜!!!

なので、「こんなこと書けます!」「こんな切り口で、こんな特集記事はどうですか?」と提案してくれるライターさんの存在は、本当にありがたい!

もしテーマがその媒体にガッチリとはまれば、企画のネタ、そのままマルっとお願いされることだってあるのです。

企画をたてて、持ち込む

依頼される仕事をするだけではなく、自分のやりたい企画を持ち込んで仕事を勝ち取る。ライターとして活躍したいなら、このくらいでないと生き残れないのかもしれないなぁと思います。

過去に「ライターお悩み相談室」でゲストにきてくれた近藤雄生さん吉村智樹さんは、記事が掲載されるかどうかは置いておいて、とにかく自分で記事を書いて編集部や出版社に持ち込んでいたそうです(売れっ子ライターの隠れた努力よ)!

ちなみに、今「デジスタイル京都」というサイトで連載を持たせてもらっている【書評・本と京都】は、私がふと「書評コラムの仕事をやりたいな!」と思いつき、自ら企画・提案したもの。担当の方に「京都と本の切り口、いいですね!」と言ってもらい、連載の仕事に繋がりました!

そこで、今回の講座の中でも、企画をどう立てるか?というお話もして、みんなで実際に企画を立ててみるワークもやってみました。「企画を立てる」というと、ちょっと大げさなイメージですが、普段の暮らしの中から、また、自分の好きなことの中からも見つけられるもの。

そんなヒントもお伝えしました。

よさげな企画があったので、ブラッシュアップしてもらって、私から媒体の担当者に紹介▶▶ぜひ仕事に繋げてもらうおうと思っています!

後半は、デブ子デラックスさんの相談室!

後半は、ここ数年でめきめきライターとして腕を上げ、大活躍されているデブ子デラックスさんにゲストとして来てもらいました。前回、参加者の方に「ライターになりたいけど、どうしても不安がある」ということが分かり、こんなメッセージを送りました。

が、でもまだまだ足りない。

不安を抱える参加者の皆さんの背中を、どうやったら押してあげられるのかなと思ったら、「そうだ、デブ子さんにお話を聞かせてもらおう!」と思ったのです。数年前までは、参加者の皆さんと同じような不安を口にしていたデーさんなら、私よりみんなを勇気づけられるのでは!

出会った当初、まだまだ自分から「ライター」と名乗れないと言っていたデーさん。でも私は、デーさんの書く記事を読む限り、すごくしっかりインタビューできているし、記事の内容も充実しているし、すでに立派なライターさんだと思っていました。だから、もっと単価の高い仕事をジャンジャンしてください!というお話をよくしていたのです。

そんなデーさんが、いつから胸を張って「ライター」と名乗れるようになったのか。それはやはり少しずつ仕事をしていく中で自信がついていって、依頼されるからには「ライター」としてきちんと看板を掲げ、プロとして責任を持って書くことが大事だと思うようになったから…そんな話を聞かせてくれました。

皆さん、メモを取り熱心に話を聞いていたのが印象的でした。少し先行く先輩のお話、とってもタメになったようです。

デーさん、ありがとうございました!

応援グッズをプレゼント

1月から3ヶ月一緒に過ごしてきて、これで最後かと思うと、やっぱりなんか寂しい…。最後は、修了書でも渡そうかと思ったのですが、それよりは実際にライター仕事をする際に使えるものを贈って、応援したいと思って、気持ちばかりのグッズを皆さんに贈りました。

実は…100円ショップで購入したモノばかりで(スミマセン…!)、値段的には全然アレですが。ライターとして活躍するようになったら、ぜひご自分でもっといいものを購入してください!という思いを込めて(笑)

資料を読むときなどに必要な付箋や、ペンなど文具を入れられるケース、あとタイマーは、講座で「時間を計りつつ原稿を書くと集中できる」という話をしたので、活用してもらいたいなと思いプレゼント。

後日、インタビューに同行してもらうことになっていたので、これが最後ということもないのですが、無事第1期生を送り出すことができて、感慨深い回となりました。

でも、終わりは始まりということで、皆さんとはまた新しい関係の始まりです!

皆さま全5回の講座、お疲れさまでした&今後ともよろしくお願いいたします〜!

第2期は5月からスタート!

第2期ライター塾は、5月末からスタートします。新型コロナウイルス感染の影響を鑑み、4月末の予定から延期して開催することにしました。

「書くを仕事に!京都ライター塾」の詳細はこちら
京都ライター塾について

募集は4月に入ってからを予定しており、メルマガに登録してくれた方から先行してお知らせいたします。
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第2期 講座開催日

2020年5月27日(水)・6月10日(水)・6月24日(水)7月8日(水)・7月22日(水)
各日13時〜16時(+フェイスブックページでのサポート)

・会場:保存食lab(出町柳から徒歩4分)京都市左京区吉田泉殿町68-24
・参加費:1名 198,000円(税込)
・定員:5名  ※分割払いをご希望の方は、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします!

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\京都ライター塾を主宰/

ライター未経験の方や、ちょっと繊細な方も4カ月で「書くを仕事にする」ために必要なことが「ひととおり」学べる「京都ライター塾」。2024年1月スタートの第10期はグループ講座・動画視聴コース共に満席となりました。次回は開催未定ですが、最新情報はメルマガにてお届けいたします。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。