インタビューの濃度と文字数の関係。

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先日の記事
ライターさとゆみさんの
Radiotalkでお話させてもらった内容が
noteに公開されたことをお知らせしました。

江角悠子さんへの15問15答

そのあと、次にラジオでお話した
マンガライターとして活躍されている
ちゃんめいさんの記事もアップされました。

で、私の記事は「15問15答」だったんですが
ちゃんめいさんの記事は
「24問24答」だったんです。

たぶん同じようにラジオで30分話したのを
テキストにしているだけなのですが。

9問多い…!

ちゃんめいさんがたくさん良いお話を
されてたからだなと思って、
改めて、私の話し下手を思い知ったんですが(笑)

同じ30〜40分くらい話を聞いていても
インタビューの濃度が違うと
記事の仕上がりに
これほど差が出るよねぇと思ったんです。

記事に書けることを
どれだけ聞き出せるかは
インタビュー次第というか。

テレビだと
「とれだか」って言ってますよね。

とれだかとは、
撮影した写真や映像の中で
うまく使える構図、場面がが
いかに撮れたかという度合いのこと。

紙媒体だと文字数があらかじめ決まっていて
その中でいかにまとめるか、が大事です。

たとえば250文字でしか
お店紹介ができないのに
2時間も3時間もお話を聞いてたら
当然書けないことの方が多いし
それなら取材は30分ほどでいい
となったりします。

逆にブックライティングのインタビューだと
本1冊分の文字数が
だいたい10万字前後と言われていて
私がブックライティングを
担当させてもらった本
「亡くなった人と話しませんか」の場合
最初に2日間かけて、
10時間ほどインタビューをしました。

その後、私がどうしても書けない!
となったときに、5時間追加取材をしました。

10時間で十分に話を引き出せていたら
追加取材はいらなかった…かもしれない。

そんな風に、インタビューの濃度は
原稿の仕上がりに
大きく差が出るなぁって思ったのでした。

念のため、15問しか引き出せなかった…と
インタビューを責めてるわけでもないですよ、もちろん。

インタビューはその場にいる人たち
みんなで作り上げるものだから。

なんせ、私とさとゆみさんは
すでに3時間越えの対談を終え、
1万5,000字の記事が完成した後だったしな。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。