「書くを仕事に!京都ライター塾」、全5回の折り返し3回目が終了。今回は「インタビュー原稿の書き方について」

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書くを仕事に!京都ライター塾」は全5回。講座もいよいよ折り返し、2/19に3回目を開催しました。1ヶ月後には、なんだか大げさな表現だけど、ひとまず皆さん卒業です。

3回目のテーマは、インタビュー原稿の書き方について

この日は前回のインタビューのやり方に続く、インタビューで聞き出してきた内容をいかに記事に仕上げるかについて。インタビューでどんなにいい情報を引き出せても、文章でうまく表現できなければ、読者には伝わりません。

ライター書く前にすべきこと、記事を書くときにどんなことを意識しているのか、具体的な原稿の書き方をお話しました。

いつもパンコンに向かって無意識に原稿を書いているので、一体自分がどうやって原稿を書いているのか? 今回の講座のために根を詰めて、「書き方」について考えてみました。そして深堀すればするほど感じたのが「書くことって本当に面倒くさいな!」ということでした(笑)

私が原稿を書く前に考えていること。それはもうインタビュー前にもすることと重なる部分があるけれど、ひとまずこんな。

•記事は誰が読むのか?
•文体はどうするか?
•この記事を通して読者に何を伝えたいのか?
•読んだあと読者にどうなってもらいたいか?

書き方もざっくりお話したけど、実は書く前と、書いた後の方がすることがたくさんあって、こちらの話の方が長かったくらい。

【書いた後にするべきこと】
推敲
▷誤字脱字はないか
▷分かりにくい表現はないか
▷同じ表現を繰り返していないか
▷表記統一はできているか
▷不要な部分は思い切って削る

声に出して読む(リズムを整える)

書き方についてお話した後は実際に書いてもらう作業。30分の時間を取りました。

お題は、好きなお店についての紹介文を250〜300文字で書いてもらうというもの。お店を決めて、何を書くか素材を箇条書きでノートに書き、流れを考えて、そこから実際に書く作業へ。 

30分があっという間だったという皆さんですが、それぞれ300〜400字くらいしっかり書けていて、早いな!という印象。書く前に事前準備をしておくと、とてもスムーズに書けるということを実感してもらえたようで良かったなぁと思います。

そして次回までの課題は、身近な人にインタビューをして、記事を書いてくるというもの。これまでの1〜3回の講座をすべて詰め込んで実践するような課題となっています。

毎回、レポート記事を書くのに四苦八苦な様子の皆さん。今回はレポート記事+インタビュー記事という課題で、重荷かなとも思ったのですが…。

そういえば私は毎日ブログを書いているし、それとは別でライターとしての原稿も書いているし、noteも書いているし、日々書くということを散々している。もし今後ライターとなって活躍したいなら、この程度で音をあげていては、仕事を依頼されたときに応えられるだろうか? と思い、頑張って書いてきてくれることを楽しみに待つことにしたのでした。

受講特典として、希望者には、アシスタントとして私の取材に同行する機会も設けたいと書いていたのですが、希望してくれる人がいて、そのやる気がすごくうれしいなと思い、にやにや。ライターになるための本気スイッチが入ったのを感じて、今どの取材に同行してもらおうか検討中。

洋館ZINEの第2弾を春くらいからゆるゆると作り出そうかと思っていたのだけど、この取材のお手伝いをしてもらっても楽しそうだなぁと今、ワクワクしています。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。