「第9回ライターお悩み相談室」ゲストは宮下亜紀さん。大盛況でちょっと延長!今回も楽しく終了しました!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

フリーライター歴12年、大学で編集の授業も担当するわたくし江角悠子(@ezu1030)とゲストが一緒になって相談に乗る「ライターお悩み相談室」。先日、9回目が無事、終了となりました。

会場はいつもの、下鴨神社すぐそばにある「下鴨デリ」。(ちなみに、今日のよ〜いドン!でお店が紹介されるそう!)

今回もおかげさまで満席で、わざわざ岡山から足を運んでくれた方や、アメブロのトップブロガーの方、駆け出しのライターさんなどなど、いろいろな方に参加していただきました!たまたま全員女性ということもあり、女子会のようなゆ〜るい空気で、すべての質問が終わったあとも、30分ほど延長するくらい大盛り上がりだったのでした。

わたし
胸を突かれるような宮下さんの言葉の数々、今回もやっぱり一番私が楽しかったような気がする…!

ゲストの宮下さん、参加してくださった皆さま、ありがとうございました!

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今回のお悩みは?

毎回、参加者の方には事前に悩んでいることや、私やゲストに聞きたいことを教えてもらっているのですが、今回は宮下さんの提案で、「講義というわけでもないし、その場に居合わせた方たちと、そのときの雰囲気で話せれば」と言っていただき、参加者の方には、

わたし
当日、その場でインタビューする感覚でどんどん質問してみてください!

とお願いしていました。

ざっとまとめた事前の質問リストはこちら。

●インタビューについて

・どうやってライターになったのか?
・なぜライターになりたいと思われたのか、きっかけは?
・ライターとしてご活躍されるまでの道のりを教えてください
(どのようにして自分をブランディングしていけばいいのかを知りたい)
・本の書評やコラム記事を書きたい場合、どのような手段がある?
・雑誌などの紙媒体の仕事をどうやってもらっているのか
・仕事における人との関わりをどうやって広げていっているのか
・書籍の編集の仕事は、どんな風に発生して、どう進めていくのか
・企画書はどこに持ち込む?どう書いたらいいのか
・仕事を選ぶときに気をつけていること、基準は
・どんなライターでありたいと思っているか

●原稿の書き方

・集中できる仕事環境づくり(自宅で仕事しているとなかなか集中できず、ちゃんとした環境が作れていないのが悩みです。書類の管理や仕事しやすい部屋づくりの工夫について、知りたい)
・原稿はどんな環境で、どんな風に書いている?
・いい文章を書くためにしていることは?
・テープ起こしはしているか?
・インタビューの際に気をつけていることは?

●その他

・京都(関西)のライターさん同士の交流、仲間づくりについて、どんな風に同業の方とコミュニケーションを取っているのか教えてください

たくさん質問がありましたが、当日はすべての質問にどれも丁寧に答えていただきました!

印象的だった言葉、覚書

今回は、ゲストの宮下亜紀さんが編集を手がけた本「イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由」が、ちょうど12月上旬に発行されるというグッドタイミング。

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この本がいったいどんな風に発行に至ったのか、本を出したい場合はどうしたらいいのか、この辺りを聞きたいなと思っていました。

ちなみに、写真左に映っている冊子は宮下さんが編集を担当した「amirisu」のフリーマガジン「yomirisu」。

拝見したのですが、なにこれ!私の好きなものが全部詰まっている感じ!取り扱うテーマや紙面構成、佇まい。何から何まで大好き!!

3号目は12月初めに発行予定だそうで、もうそろそろ出ているのだろうか。ショップ「WALNUT Kyoto 」と「Walnut Tokyo」で手に入るほか、オンラインショップなどでお買い物された方に同封されるよう。何とかして手に入れたい…!

紙の本を出版するには

この本(イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由)はもともと、イノダさんの言葉を聞き書きしている方がいて、それをベースに宮下さんが本を企画・編集。

編集部の人とやり取りをして、本を出すことが実現したのだそう。その中でも、本を出すことは本当に大変で、ただもう使命感でやっている、という言葉がすごく心に残ったのでした。お金とかではなく、このことを伝えなければという強い思い。

本を出すのは本当に大変だ。これは私も経験しているので分かる。「絶対に、私がこのことを世の中に伝えたい!」という思いがないと、最後までやり切れない。

お金とかではなく、自分がそのことを伝えたいのかどうか。人は限られた時間を生きているのだから、やりたいか、やりたくないのかを見極めないといけない。

本を出したいと思うなら、執念ともいえるくらいの、そこまでの思いがあるかどうかが大切なんだなぁと改めて。私もまた次の本を出したいと思っていたけど、自分にそこまで情熱ってあるの?と問いかけたくなったのでした。

仕事を選ぶときの基準

私は、依頼された仕事をどんな基準で選んだらいいのか、いつも迷っていて、目先の損得勘定に負けて受けたら、大変だったという失敗を何回も何回も繰り返しているんだけど(どうしても、もっと稼ぎたい!という思いが先行して、変な仕事も請けてしまう、学ばない)。

宮下さんの発した言葉「限られた時間」というのがまた胸に刺さって、今度仕事を選択するときに迷ったら、貴重な人生の時間を使って、本当にその仕事がしたいのかどうか。これから迷ったときは、どうしたいのか、心で考えたいなと思ったのでした。頭ではなく。

ライターになったきっかけ

ライターになったきっかけというより、宮下さんはもともと編集者になりたかったというのも意外でした。いや、本の編集を何冊も手がけていて、編集者であるのは頭で分かっていたのだけど。

オリーブという雑誌が好きで、記事を読んだ人がお店に行ったり、何かを買ったり、読んだ人の人生がちょっと変わるかもしれない、そんな情報が載っている雑誌はすごい!と思って、編集者を目指したのだそう。そして、学生時代はテープ起こしのアルバイトをしたり、フリーペーパーで記事を書いたりということもしていたそう。そしてエルマガジン社に入社。その後カドカワに転職、WEB会社を経て、フリーに。

ライターとして活躍するまでの道のり

雑誌などの紙媒体の仕事をどうやってもらっているのですか?という質問には、エルマガジン社やカドカワを経て、フリーランスになった経緯があるため、会社にいたときのツテのほか、人と人とのご縁があって、紹介してもらい、仕事につながることが多いのだとか。

また、同じ業界の人とばかり集まるのではなく、料理家さんや作家さん、ショップオーナーさんなど、純粋に好きな人たちと交流して、情報交換をする中で、仕事が生まれることもある、と。

結局、最後は人が仕事を運んできてくれる。なので、自分が好きなことに近づいていけば、そこからの出会いで、仕事が生まれるということもある。

この部分はなんだかものすごくハッとして、そうかそうかと胸に刻む。

やりたいこと、自分がいいと思うものに、自分から近づいていかないといけないし、その場とつながるようにすることが大事なこと。

私は今後「暮らし」や「ライフスタイル」「インテリア」などがテーマの仕事をもっと増やしていきたいと思っているのだけど、今実際にこのブログで発信しているのは、京都のスポット紹介がメイン。それだと、ブログを見た人は「こういう仕事が得意なんだな」と思うし、そういう仕事を依頼される、というわけ。

私は「暮らし」や「ライフスタイル」「インテリア」の仕事がしたいです!って全然発信していなかったなぁって改めて気が付いて、驚愕しているところ。

どんな仕事がやりたいか、どんなライターになりたいのか。もう一度、私は私にきちんと問いかけないとなというのが、今回最大の気付き。

いい文章を書くためにしていることは?

宮下さんのInstagramを見ていると、本当にフットワーク軽く、いろいろなところに足を運んでいて、すごいなぁと感動するほどなのだけど、それはもちろん行きたいから行っていて、自分がどう感じるかを知りたいという気持ちもあって、足を運んでいるという

自分がどう感じたのか?ということが何より大切(心が動くことが大切)で、それを他の人にも伝えていきたい。

この思いが根底にあるとのこと。

取材に行って、聞いたものをそのまま書き起こすのではなく、どう文章にするのか、ということ。紙面なら、写真があり、レイアウトがあって、その上で、どういう順に見せたらいいのか、デザインを見ながら文章を書きたいと思っている。

私もここは激しく共感。紙媒体が好きなのも、そこにあると思う。紙面全体で一つの作品なので、カメラマンさんが撮った写真、デザイナーさんのレイアウト、そこにライターの文章が合わさって、どう見せるか、何を伝えるかということを考えるのが、最高に楽しい。

宮下さんの答えや仕事に対する姿勢、取り組み方を聞いていると、私が「本当はこの仕事したいけど、儲からないからなぁ」とかモヤモヤ、うじうじと考えていたことバカらしく思えてきて。

宮下さんの中には、やりたいと思っているからやる。いいと思っているからやる。という確固たるものがあって、それに触れることができて、私の迷いも吹っ切れたような気がする。この会が終わったあと、す〜ごく胸がスッキリした。

改めて私は文章を書くことが好きだし、本当にいいと思ったものを、私なりのフィルターを通して伝えたいなということを、宮下さんのおかげで再認識できたのでした。

参加された方からの感想を紹介します!

今回参加してくださった皆さんの感想を載せておきます!アンケートを出してくださった方全員が「とても満足!」と答えてくださってて、よかった!うれしい!ありがとうございます!

★幅広い、いろんなタイプの参加者さんがそろっていたので良かった(岡山から参加してくださった仁美さん)

★貴重なお話を聞くことができて、とても勉強になりました(芝山秋さん

★全く知らないライター・出版の世界が知れて楽しかったです(アメブロ公式トップブロガーのみちこさん

★雰囲気が溶け込みやすく、知りたいことが知れた(かおるさん)

★『ライター』と一言で言ってもその活躍の場やお仕事の形は様々であることにびっくり!(相川敦子さん)

相川さんは、これからもっと本格的にライターとして活動したいと考えているライターさん。今回で3回連続で加してくださっていて、Facebookでこんな風に紹介してくれました。本当にうれしいかぎり!いつもありがとうございます!

12/19「ライター忘年会」開催します!

さて、今月は吉村智樹さんをゲストに開催しますが、おかげさまにすでに満席となっています!が、その日の夜に開催する「ライター忘年会」は、あと4〜5人ほど参加可能なので、気になっている方はぜひこの機会に!

次回のライターお悩み相談室は、2月頃に開催したなぁと思っています。ちょっと先になるので、いつか「お悩み相談室」行きたいなぁと思ってくださっている方は、忘年会に参加していただいたらいいのかも知れません。

参加者限定の「フェイスブックページ」を作りました!

「ライターお悩み相談室」に参加してくださった方と、その後もつながって交流できたらいいなと思って、参加者限定のフェイスブックページを作りました。参加された方で希望があれば、どなたでも参加してもらって、ここでも引き続き相談にのったり、最近した仕事を報告しあったり、和気あいあいとゆる〜くつながっていけたらいいなと思っています。

\「ライターお悩み相談室」を開催/

フリーライター歴12年のわたくし江角が、毎回違ったゲストを招いて、ライター業に関するさまざまな疑問、お悩みの相談にのっています。

お知らせ

月刊マガジン「京都くらしの編集室」(有料)を書いています。京都で活動するフリーライターのここだけの話。短いエッセイや日々の気づきなどを綴っています!

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