
今年から新しく始まった京都ライター塾の上位となるエディターズ・クラス。講義は半分の3回が終わり、いよいよ佳境。
受講生10人が編集部員となって、1冊のインタビューマガジンを作ることで、編集とは何か?を学んでもらうこのコース。
これまでに、取材したい人を見つけてきて企画をしてもらっていたので、これからはついにインタビューに行き、記事を執筆する。で、その前に、まずはどんな誌面にしたいのか、各自ラフを描いてもらった。
写真を大きく載せたい
テキストを多めにしたい
印象的な言葉を目立たせたい
そうした、いろいろな意図があって初めてラフを描けるし、デザインすることが出来る。
私はフリーライターになる前に、広告代理店でデザイナーをしていた時期もあるのだけど、デザインを本格的にする前は、デザイン=おしゃれだと思っていた。なんかカッコいいとか、なんかおしゃれみたいな、単に雰囲気で作るもの(ガチギレされそうな安易さ)。
けれど実際、先輩に教えてもらいながら分かったことは、デザインには一つひとつ意味があって、なぜここに写真を入れるのか、なぜテキストはこのフォントでこの大きさなのか。デザイナーならそうした意図を全て説明できなければいけないと教わった。
ただ、何となく配置されたものなどひとつもない、と知ったときは驚いた。そうなのか。
それで編集について、いろいろ伝えていて思ったことが、とにかく面倒くせーなということだった。何もかもをゼロから自分で決めていく。
つまり、すでに敷かれたレールの上を走っているのではなく、自分で自分の歩く道を、開拓していかないといけない、みたいな。まだ道にもなっていないところをならして、道にして、レールを敷いていくみたいな手間がある。
手間で面倒で疲れるけれど、でも、そこには自分で好きに作れる楽しさがある。
作る道には多少、雑草が残っていてもいいし、土が見えるでこぼこ道でもいいという人もいるだろうし、きっちり舗装してまっすぐにしたいと言う人もいるだろう。正解はない。ただ、自分がどっちを歩きたいかということを考えて進めばいい。
自分一人でやっているときは、正解は自分が持っている…と思って進めたらいいけれど、ここにクライアントや読者が入ってくると、おのずと正解らしき道が見えてくる。
すでにある道を気楽に進むのが好きな人もいるだろうし、仲間と一緒に進んでいくのが好きな人もいるだろう、一人で気ままに作っていきたいという人だって。
編集って、そんな感じなのかもとふと思った。
さて、受講生のレポ記事も、続々アップされているで、ぜひチェックしてみてください!
ライターとして記事を書く時には、取材で伺ったお話を文章にすることばかりを考えていたが、編集者は文章以外にも写真や構成(見出しやキャプション)なども考えなければならない。総合的な視点で見られるようにしたいと思った。(宮城在住ライター・鈴木千絵さん)
→ そうなんですよ。編集をするようになってから、世界が広がって、いろいろな場所を行き来できるようになったなという気がします。
紙媒体では、文字数にはシビアだということ。誌面にある文字たちは「選び抜かれたものだ」という江角さんの言葉がとても印象的でした。(フリーライター・大谷ゆう)
→ Webは多少文字がオーバーしても許されるけれど、紙はきっちりスペースが決まっているので、何となく書いた言葉が載る場所はないという感じがします
ディレクション業務について、江角さんは「ライターはルールにのっとってやる仕事。ディレクターはルールを作る仕事」とお話されていました。もちろん、みんなに自分が作ったルールに従ってもらう、みたいな独裁的な姿勢を言っているわけではありません。ルールを作る側だからこそ、いろんな人の立場で考えることが求められます。特に業務経験のないデザインや写真については、自分の意見に固執せず、プロの人たちの意見や考えも参考にしていきたいところ。(あんなさん)
→ いろいろな人の意見を聞いて、さてどうするか。ここが難しくて面白い。
https://note.com/anna_fk244/n/na41cc596a18e
今回の講義を通して、「書くこと」と「編集すること」は似ているようで違うのだと改めて感じました。書くことは情報を集めて言葉にすること。編集することは、その情報を整理し、読者に届く形へ整えることです。限られた誌面の中で何を残し、何を削るのか。その判断こそが編集者の仕事なのだと学んだ、第3回の講義でした。(金沢の取材ライター・やすかさん)
→ しっかり伝わっていることがうれしいです!
ポイントの一つとなったのは、読者が読みやすいかどうか。読んでいるときに読者が迷わないように、構成を統一すること。(オーストラリア在住セルフケア講師・ライター・和葉さん)
→ 自分たちのこうしたい!だけではない視点が持てるといいなと思います。
全員の意見が一致しなかった場合は、編集者が決断をしなければなりません。備えと決断と調整と、編集者の仕事は本当に多岐にわたるものだなあと思います。(ライター・小田明子さん)
→ やることがたくさんありますよね、ホント。
編集とは、こんなに決めることがあるのか!というくらい、次から次へと出てくるのだ。そして決めてもまた疑問が出てきて、冒頭に書いたように頭がパンクしそうになり、講座後は爆睡してしまった。全て自分たちで決めなくてはいけなくて大変だが、私はこの「決める」という作業が好きだ。同時進行で進めていく作業も楽しく、あたふたしながらもワクワクしている。改めて、編集のおもしろさを実感した回でもあった(フリーライター・小澤まみさん)
→ 面白がれる人が向いているんじゃないかなと思いました!
ページのレイアウトについて江角さんとデザイナーさんがやり取りする様子を見せてもらった。こうやって話を詰めていくのだなぁ、と思うと同時に、なかなか手間のかかる仕事やなぁと思った(京都の取材ライター・あまのともこさん)
→ ほんとそれと、私も思います(笑)








