8/30(土)に実施する「公開添削添削会」、早くも10人以上の方からお申込がありました!ありがとうございます。
ライター友だちからも、「私も原稿提出していい?」と聞かれてドキドキしていますが、すでにライターとして活躍されている方も、もちろんお待ちしています。どなたでも参加可能です!!!
プロの書き手だからといって、添削や校正が必要ない…わけはなく、ライターを18年やっている私も未だにガンガンに朱入れされますし、ベストセラーを何冊も書いている作家さんの生原稿も読ませてもらったことがありますが、いきなり修正なし!100点!の原稿が書けることも、そうない。
というわけで、今日は、自分が誰かの原稿を添削するとき、そして添削をされるときの心構えをお伝えしたいと思います。
自分が原稿を添削するとき
まず、自分が誰かの原稿を添削するとき。
私は、ひとまず自分のことは棚に上げて添削しています。誰かの原稿を添削しようとすると、「自分でもロクな文章が書けないのに、人様の文章に口出ししている場合か?」という気持ちが必ず湧き上がってきます。
「お前ごときが何を言う?」「どの口が言う?」と、いつも誰かに攻撃されているような気になるのですが、ここはもう無視です。私は大した文章が書けないけど、添削はする。それとこれとは別モノ!という気持ちでやっています。
そうしないと、私は添削ができない。
添削する際、自分の実力は完全に無視、棚に上げています。
添削をされるとは?
次に、添削をされるとき。
私は以前、文章を直されると、まるで人格否定されたかのような気持ちになっていました。私の書いたものは「自分の分身」のように思っていたので、それを直される=私自身、直すべきところがある、人間としてダメみたいな感覚になっていました。
1字も直されたくない。そのままの私を受け止めてほしい…みたいな。
一応何度も書き直して「これが最高!」と思って提出しているので、そこに手を入れられることにすごく傷ついていたのですが、あるとき気が付いたのです。
この文章を読むのは読者である。その読者に届けるために原稿を直す必要があるんだと。編集者は、私のことを否定しているのではない。読者に届けるために、より分かりやすく言いたいことを伝えるために修正をしてくれているのだと、ハッとした瞬間がありました。
普通に考えてみれば、ごく当たり前のことですが、私はライターになってからも、しばらくは気付いていませんでした。しかも私は自分の書いた文章を「私の作品」だと思っていたのです(恥)。
が、商業ライターの書く文章は、「私の文章」ではありません。読者のための文章です。当然「私の作品」でもありません。私が書きたいことを書くのではなく、読者のために書く。なので、私がどんな風に表現したいなんて、最悪どうでもいい。
商業ライターの書く文章は、読者のための文章。プロの書き手でなくても、誰かに読んでもらいたいと思うなら、その時点で読者のための文章になる。
添削とは、読者のために、ここが分かりにくい、ここをもっとこうしたら?と編集者が提案してくれているわけです。それを理解してからは、ようやく修正も受け入れられるようになりました。
自分の文章だけ見ていたら分からないことも、人の文章を読ませてもらうことで見えてくることがあると思います。なので、今回の添削会では、良かったら他の人が書いた原稿を読んで、自分だったらどう添削するかな?ということも考えながら参加すると、より学びが深まると思います。
添削される際に最も大事なこと
そしてここで重要なのが、私の指摘や添削が必ずしも「正解ではない」ということです。なので、今回添削してもらったけど、なんか違うなと感じたら、直さなくてもいい。
文章に正解はありません。正解を持っているのはあなたです。
でも、たとえば、仕事で原稿を書く場合は、クライアントの意向があるので、それを汲む必要があるし、クライアントがこうしてほしいというなら、ある程度、従う必要もあると思う。
が、どんなにクライアントの意向だとしても、書き手として、読者のためにならないと思うことがあるなら、ライターとして、自分の意見を伝える必要があります。それがプロとして仕事をすることだと思います。ただ、クライアントの言いなりになって文章を直したからといって、それが「いい文章」になるとは限りません。
だからこそ、自分の中の正解も持っておくことが必要です。どうしても譲れない部分もあると思うので、そこは大事にしたらいいんじゃないかなぁと思っています(私は、盛った文章を書きたくないし、煽りたくもないし、クライアントにとって都合のいいことだけを書いて、読者をだまし商品を買わせるようなこともしたくない)。
今回、添削会に申し込んでくれた方は、こうした心構えの元、私の添削に耳を傾けてもらえたらいいなぁと思います!
そして、8/30の公開添削会はもちろん無料ですが、京都ライター塾アーカイブを購入された方には、特典としてグループ添削会(グルコン)もついています。じっくり学びたい方は、この機会にぜひアーカイブもチェックしてみてください!!!
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公開添削会を開催!
・8月30日(土)9時〜10時
・8月30日(土)20時〜21時
詳細はこちらの記事から!