ZINE制作講座5回目が終了!!原稿が校了&表紙デザインが確定しました!

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6月にスタートした「ZINE制作講座」のZINE作りがいよいよ大詰め!

9月14日の文学フリマ大阪出店にむけ、そろそろ原稿を印刷する時期。というわけで、前回8/6の講義では18人が書いた原稿が全て出揃い、154ページ分の修正も終わり、いったん校了となりました(校了とは、校正が完了し,印刷しても差し支えない状態になること)。

ですが、自分でZINEを作る際は、本文を書くだけでは足りなくて、表紙デザインもしなければいけません。今回はデザイナーさんに依頼して、表紙を作ってもらうのですが、その際のディレクション技法も講義内でお伝えしました。

たとえ自分でデザインできなくても、どんな表紙がいいかをきちんと言語化できれば、理想のデザインが手に入る。

そして、依頼してあがってきたのが、こちらの3案!

今回のエッセイのテーマは「人生三大しあわせな日」ですが、書き上がった原稿を読んで気が付いたことは、「しあわせは一人ひとり違う」という(ごく当たり前の)ことでした。

それを表紙デザインで伝えるにはどうする?という問いに対して、受講生から「グラデーションで表現するといいのでは」「白を基調にして、何色にも塗り替えられる、静けさと余白を見せるといいのでは」等々、いろいろなアイデアが出てきました。

 

受講生みんな出だした意見をデザイナーさんに伝え形になったのが、この3案です。

 

理想のZINEを完成させるには、自分の考える理想の原稿、理想のデザインを形にする必要があり、その理想の形を作る(作ってもらう)には、言語化が必要です。

・グラデーションがいい
・白基調にするのがいい

頭の中にある漠然としたイメージを、言語化する。「いろんな色を使ったら良さそう」とか、「むしろ色がない方がいいのかなぁ」といった曖昧な思いを言葉にすることで、それが明確になる。

おしゃれなデザインにしたいとか
しゅっとしたのにしたいとか
シンプルにしたいとか

表紙デザインに関していろいろ思っていたとしても、おしゃれとは具体的にどういうことなのか?何色を使えばおしゃれといえるのか、シンプルとはどの程度のデザインが、シンプルだと思っているのか、100人いれば100通りのイメージがあると思うので、それを言語化して伝えることが、そもそも大事だよなぁと私は思っている。

自分でデザインできないとしても、言語化して、ディレクションすることで、今回の表紙案のように想像以上のものがあがってきたりするのだから、自分の思いを言語化する力が、いろんなことを叶えてくれるなぁと今回も思ったのでした。

 

たとえば、家を建てる場合でも、この言語化が出来ていないと理想の家は建たないだろうし、服を買う場合も、フリルがついているのがいいのか、体のラインが出るくらいの細く小さめのサイズがいいのか、ゆったりとしたサイズで、しかも原色がいいのか、自分の好きなデザインを言語化できなければ、理想の服は永遠に見つからない。

その言語化する力を鍛えてくれるのが、書くこと。

だからこそ、日々「書くこと」で自分の思いを言語化していくことが大事で、その力はZINEを作るときだけではなく、人生のあらゆる場面で役立つ力になるのだと思います。

今回のZINEは、9月14日の文学フリマ大阪でお披露目となります!内容は、「人生三大しあわせな日」をテーマにしたエッセイ18人分。タイトルは「書いてみつけたしあわせ」。 タグは #しあわせ本 となりました!SNSで見かけたら、ぜひシェアなどして応援よろしくお願いいたします!!!

このあと3つの中から選んで修正→完成した表紙はまたお知らせします。ZINEを手に取っていただける日が、今から楽しみです。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。