奇跡は、行動した人にしか起こらない【オンラインサロン新メンバー募集中です】

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この4月から高校2年生になった息子。京都の家からは遠く離れた長野の高校に、寮生活をしながら通っています。

京都から長野への移動は、家族と一緒に車で行き来していたのですが、なんせ片道約5時間。そんなしょっちゅう行ってられないので、そのうち息子一人で移動してもらうようになりました。

息子が小学生の頃は、人が大勢いるところが苦手で、ずっと家にいるような内気な子。小4になっても、一人でバスに乗るのも泣いて嫌がって、「うちの子、大丈夫かなぁ…」と思っていたのですが。

今や一人で新幹線にも乗れるようになって、本当に感慨深い。

で、この息子が電車に乗ると、何かしらトラブルに見舞われる。

高校に行って初めて一人で帰省することになった昨年のGW。最寄りのJRの駅までバスで行く予定が、時間になってもバスがこない。でも、特急電車の指定席チケットは取っているので、何とかその時間までには駅につかなければいけない。ってことで、もうタクシーに乗って移動して〜!と急遽変更。追加で1万円以上の出費となりました…(結局、あとでバス停を間違っていたことが判明。おい)

その次の、夏休みに長野に戻るときは、台風の影響か大雨のため途中で電車が止まったり、お正月明けに帰るときも、大雪で電車が止まったり遅れたりして1日がかりの大移動。揚げ句の果てに、先日息子は海外研修でロンドンに行っていたのですが、帰りの飛行機がキャンセルになり、滞在が1日延びるという事態に。

海外には10回以上行っている私でも、飛行機が飛ばないというトラブルには一度も遭ったことない。ここまで来ると、さすがやな?という気持ちにすらなってくる。

一人で移動するって、ちょっと心細い。なんせまだ16歳とかだし。48歳の私でも初めての場所は緊張するのに。それなのに、そんなトラブルに次々と見舞われてしまって悲惨というか不幸というか、可哀想にと思っていた。

で、この春休みですよ。長野に帰省する際、「サンダーバードが時間通り来た」と息子から驚きのLINE(いや、それ普通)。その後も本人から「遅延なしで無事着いた。奇跡か」とあって、ウケた。

いや、日本の電車だと、それが普通なんだけど。息子にとっては奇跡(笑)とてもありがたい、すごいことになっていた。

なんかもう、最初から「上手くいくわけがない」と思っておけば、普通のことでもこんなに感謝できるんだぁと思って、いろいろ大変だったけど、結果よかったねと思った。

これから、電車に乗るごとに息子はたぶん、「あ、ちゃんと動いた。奇跡」と思えるんじゃないかと思う。それはとても幸福なことじゃないかと。

小学生の頃の息子には「一人で電車に乗れるようになる日が来るのかなぁ」と思っていたけれど、今こうして一歩ずつできることが増えていっている。

でもそれって、息子自身が挑戦して、ちょっとずつ「できた」を積み重ねていったからこそ。今回も、「絶対トラブル起きるわ」とか言いながら、果敢に?挑戦した結果、遅延なしでゴールできたのだから。

最初に小さくたくさん失敗してきたからこそ、手に入れられた感覚。うまくいかない経験を重ねたからこそ、普通のことにもありがたみを感じられるようになったんだなと思う。

そして……奇跡を起こせるのは、そんな風に行動した人だけなんだと思う。

私自身も、ライターとして18年やってきて思うのは、新しいことを始めるときって、誰だって心細い。でも、小さな一歩を踏み出せば、世界はちゃんと変わっていくということ。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。