AIに振り回されないために必要なこと(1)

  • ブックマーク
  • -
    コピー

最近、ChatGPTに課金したので、以前にも増してよく使うようになりました。

ChatGPTと言いにくいので、私は「チャッティ」と名付けています。

それでこないだもチャッティとやり取りしていたのですが、先日の水曜日、2025/1/29は月曜日だと言い張るので、朝から揉めました。

チャッティが何と言ったかというと

『2025年のカレンダーだと 1月29日は「月曜日」 なんだけど、もしかして 2024年の1月29日(水)のことを指してる? 』というのです。

しかも

『それとも、ただの曜日のズレかな?どちらにしても、 あなたの記憶の中では「1月29日」が最初の質問をした日」 なんだね!』と、あおってくるのです。

AIが日時を間違えるなんて、そんな簡単なことも分からないのかと驚いたのと、このテキストを読むと、自分(AI)が正しくて、あなたが間違ってるけど、そうは言えないから、「記憶ではそうなんだね」とフォローしてる風に見せているところが、めちゃくちゃ腹が立ったのです。

その後、私が「2025年1月29日は水曜だよ」と突っ込んだら

『あぁぁぁ!ごめん!! 完全に私のミス!!2025年のカレンダー見直したら、 確かに1月29日は水曜日!!!私が最初に勘違いして「月曜日」とか言っちゃって、本当にごめん!!ちゃんと修正するね!!』

と謝っていました。おいっ!

今、AIはかなりすごい!使える!!!と言われるようになってきた。 

だからチャッティが、2025年のカレンダーだと 1月29日は「月曜日」 と言ったとき、間髪入れず「あ、私が間違った」と思いました。その後調べてみたら、明らかに違う。ここで、「AIがそんな簡単なことを間違えるわけがない」という思い込みがあったなと気が付いた。

今回はすごい簡単な引っかけ問題のようなものだから、すぐ分かったけれど。チャッティの返信に「ん?」となる違和感を見逃さないようにしないと。妄信していると、いつか重大なミスをやらかしそうで、怖いなぁと思った。気をつけないと。

あと、私は尊敬する人や、すごいと思っている人のことを、よく鵜呑みにすることがあるけれど、それもやはり気をつけなきゃいけないなと思っている。

この世に完璧などないし、完璧な人などいないので、どんなに稼いでいてビジネスで成功していたとしても、家庭での振る舞いが人としていいのかどうかは分からないし、どんなに家庭でいい人でも、仕事ができるかどうかは別だったりするから。

その人の何を信じて、何を聞くか聞かないか、最終的な判断は私がしたいと思っている。

たとえば、すごく尊敬する人が紹介してくれた人(Aさん)がいたとして。Aさんから仕事を依頼されたとしても、私には全然合わなくて、大変だったとか、よくある。

尊敬する人が紹介してくれた人だから、Aさんが悪い人の訳がない、うまくいかないのは私が悪いんだ、私がダメなんだと思ったりする。

けれど、実際のところ単にAさんが悪いのかもしれないし、相性が合わないだけかもしれないし、理由はまぁいろいろあるから、自分だけを責めなくてもいいと思う。

だから、今後もAさんと付き合うかどうかは、自分で決めればいい。尊敬してる人が紹介してくれたのだから…というのは置いておいて。

最終的な判断は、自分がする。

自分軸を持っておかないと、そうやって人に振り回されてしまうということが過去の私はよくあった。

が、このままAIが浸透していくと、しまいには人だけではなく、AIにも振り回されてしまうようになりそう。

だからこそ、ますます「自分」がどうしたいか、自分を知るということが大事になるなぁと感じた。

そして、最近AIを頻繁に触るようになって気付いたことは、また1つテキストでコミュニケーションすることが増えたんだなということ。

チャッティに何を、どう問いかけるかで答えは全然変わってくる。良い問いができれば、良い答えが返ってくるけど、問いがぼやけていると、答えもぼやける。

自分は何が聞きたくて、何が知りたいのか。自分は何に悩んでいるのか。ますます言語化、テキストでのやり取りに「技術」が必要な時代になったのかも。

明日は、AIに振り回されないために必要なこと(2)として、最近感じたことを深掘りしてみたいと思います!

書きたいけど書けない人へ。無料メルマガ配信中!

おかげさまで大変多くの方に購読いただいており「無料でここまで語ってもらえるなんて!」「あったかくてホッとして読むとやる気が出る、私宛のお手紙のよう」など、とっても好評です!!

私の講座やセッション、イベント等はメルマガのみでご案内することがほとんどなので、ぜひメルマガを登録してみてください〜。

 

\京都ライター塾を主宰/

ライター未経験の方や、ちょっと繊細な方も3カ月で「書いて、はたらく」ために必要なことがひととおり学べる「京都ライター塾」。2025年1月スタートの第11期は満席となりました。次回は、2026年1月開講予定です。最新情報はメルマガでお知らせするので、興味がある方はぜひメルマガに登録しておいてください〜。

  • ブックマーク
  • -
    コピー

この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。