「小泉今日子書評集」を読みかけ中(読み終わりたくない)

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私の小さなお楽しみ、小川奈緒さんのブログで紹介されていたキョンキョンの本、「あぁ読んでみたいなぁ」とずっと気になっていたのですが、昨日ふと立ち寄った本屋で手にしてパラパラと読んでみたら、それはもう本当に素敵な文章で、立ち読みしている場合ではない、と即購入して、今は、手元にあるのだけど、あまりに素敵で読むのがもったいなくて、開いたり閉じたりしています。

2016-02-07-17-20-35

  で、思わずつぶやいた一言。

キョンキョンの紡ぐ言葉があまりにも素敵で、読み終わるのが惜しいほど。優しく平坦な言葉で、何でこんなにも人を惹きつけられる文章が書けるのだろう。甘いキャンディをチビチビなめるように読んでいく。 https://t.co/BAr38sWP6a

— 江角悠子(ライター小春) (@ezu1030) 2016, 2月 7

本の「はじめに」の部分に

その本を読みたくなるような書評を目指して十年間、たくさんの本に出会った。

とあって、本当に紹介されている本はもれなく「読もう」と決心したくなるほど魅力があって、でもその本〜この瞬間まで知りもしなかった本〜をそんなに魅力的にしているのは、紛れもなくキョンキョンの文章なのであって、紙からあふれ出しそうな文才にめまいがしそう、とさえ思ったのでした。

何が素敵かっていうと、本の説明の合間合間にキョンキョンの思いが語られているのだけど、そのお話が絶妙にいいのと、それがまた上手にお話にリンクしているのと、何より優しく分かりやすい言葉で、その思いを的確に表現していて、それがあまりに見事でなんというかもう素晴らしいのです。

やさしく簡潔な言葉で、物事を分かりやすく説明するのって本当に難しいと思う。
というわけで、全力でお薦めします。

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Facebookにちいさなつぶやきを載せたら、友人に、こんな本があることを教えてもらった。

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amazonを見たら売り切れなのか、2016年2月25日に入荷予定ですと書いてあるし、友人も「あらゆる本屋に問い合わせをしてるけどナイナイナイ」と書いていて、そうなるとますます欲しくなるなぁこちらも。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。