【第9期京都ライター塾】5回目の講座が終了!インタビュー原稿は、話したそのままを書かない。

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この夏から始まった
第9期京都ライター塾

先週で5回目まで終わり
来週には全6回の講座を終えて
皆さんは無事、卒業となります。

8月には私にインタビューして、実際にインタビュー記事を書いてもらうという課題に挑戦してもらいました。

提出してもらった原稿を私が添削してフィードバック。現役のライターがどんなところに気を付けて原稿を書いているのか?ということが伝わったかなぁと思います。

これからライターを目指す人の文章を読んで、まず気になったのが、口語のまま書いてしまっているということ。

私のメルマガはおもいっきり口語で、文章的には全然ダメですが。

商業ライターとして文章を書くなら
口語体を文語体に直す必要があります。

「してた」→「していた」
「っていう」→「という」
「とか」→「など」

細かなことですが、口語で書くとカジュアルになりすぎるので、使うなら、意識して使うことが大事かなと思います。

口語体を全く使わないということもなく、会話では関西弁をいれたりすることもあります。

余談ですが、こないだ、西加奈子さんの本を初めて読んだのですが、関西弁が絶妙な使われ方をしていて、さすがだなぁと思いました。緊張の走るシーンで関西弁が登場すると、急に場の雰囲気が緩和され、親しみが一気に湧くような。

——————-

あと、私が言った言葉をそのまま原稿にしてしまうパターンも多く見られました。

確かにそれ私言いました!言いましたが、そのまま書かれてしまうと、私がめちゃくちゃ感じ悪い人になってしまうのです(笑)

私は、お口が悪い。

ということが、今回の皆さんの原稿でよく分かりました。

「〜じゃないですか」というのが口ぐせだなというのも、よく分かりました。

でも、原稿では!直してほしいんです(笑)

ということをお伝えしました。

今回は練習だったのでいいですが、今後、私以外の誰かをインタビューして、その人の印象が悪くなってしまう原稿を書いてしまったら…。

相手にもクライアントにも失礼だし、おそらく二度と仕事は来ない…

最後に「全方位、こんなことまで考えて原稿って書かれてるんですね〜」といった感想をもらって、「そうなんですよ」と思ったのでした(笑)

スラスラと、まるで話したことをそのまま記事にしたかのような原稿ほど、構成から、何を書くか、書かないかまで全て考え尽くされているのです。

ぜひ受講生の生の声を聞いてみてください〜。

【京都ライター塾】第5回レポート記事

灰原香奈さん

ちょっとした言葉尻次第で記事の印象が大きく変わることも、取材対象をより良く見せるための補完が当たり前のように行われているということも、私にとっては衝撃でした。

浅野リンタロウさん

僕はえずさんが過去の講座内で言っていた「どんな原稿にも心を込める」という言葉について再び考えさせられた。「どんな原稿にも」という言葉、それは「どんな相手にも」と言い換えることができる気がしたのだ。

北國なつ野さん

ちょっとした言葉尻次第で記事の印象が大きく変わることも、取材対象をより良く見せるための補完が当たり前のように行われているということも、私にとっては衝撃でした。

天宮さらさん

「難しい、けど楽しい!」講座を終えて、インタビューもインタビュー原稿を書くのも好きになりました。

第10期京都ライター塾は
2024年1月に開催予定です。

気になる方はぜひ全6回の内容を
チェックしてみてください!

じゃあどう書けばいいの?については、こちらの記事でも紹介しています。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。