この1月から始まった京都ライター塾も今週で5回目。昨日は、「企画の立て方」についてお伝えしました。
フリーライターは、依頼されて初めて仕事として成り立ちますが、依頼を待つのはかなり受け身な行為で、いつ依頼されるのかも分からない。
依頼されるとしても、話を聞くまではどんな依頼内容なのかも分からない。内容も告げられず、依頼されることも多い(答えようがない)。
不安だ。
でも、自分で企画を立てられるようになると、自分の書きたいと思っている憧れの媒体に、自分の書きたいテーマで書けるようになったりもする。
自分が企画するのだから、自分の行きたい場所に行けることもあるし、会いたい人に会えたり、やってみたかった体験ができたりする。楽しくてたまらない。その上、原稿料までもらえる。
こんなにおいしい仕事があるだろうか?
と、私はいつも思っている。そんなわけで、じゃあ、企画はどう立てるのか?そのやり方をゼロから提案するまで順を追ってお伝えした。
そして講義が終わる頃、「そういえば、私は何が書きたいんだっけ?」と、ふと立ち止まる受講生も多い。
自分は何が好きで、何に興味があり、何を書いて伝えたいのか。
ここが分かっていないと、企画も立てられない。つまり、「自分を知る」に立ち返ることになる(なので、京都ライター塾では、人生企画ノートに取り組んでもらっている)。
ただ、依頼されたことで初めてそのテーマに興味を持ち、世界が広がることもある。知的好奇心が満たされることが無上の喜びである私にとっては、依頼される仕事、企画してやる仕事、そのどちらもとてもありがたく、結局、こんなに楽しい仕事ある?と18年ずーーーっと思っている。
そんなわけで、企画の立て方を伝えた講義のレポ記事がさっそく届いています!ぜひチェックしてみてください。
「やりたいことを形にするだけ」という認識では仕事にならないということ、「やりたいこと」を「仕事」に変身させることのヒントを今回は新たに学んだ。さっそくレポートをまとめてみようと思う。
ライター塾をきっかけに自分自身のやってきたことや好きなことを振り返り、受講生のみなさんと言葉を交わしたことで、やってみたいことが明確になり、行動に移せている気がします。