宣伝会議「編集・ライター養成講座」2回目のライティング講座が終わりました!

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先週の土曜日に、
宣伝会議のライティング講座
2回目が終了しました。

3月に実施された1回目の講座では
インタビュー原稿の書き方を伝えて
2回目となる今回は
提出してもらった原稿を私が添削、
そのフィードバックをする回でした。

課題は「大阪市中央公会堂」の紹介記事を書くというもの。
「大阪市中央公会堂」とは、中之島にある築100年を超えるレトロ建築です。

で、事前に提出してくれた原稿を読んでいて思ったのが、
「おしゃれ」「センスがいい」「美しい」という
漠然とした形容詞が多いなということでした。

レンガ造りの古い建物が改修工事を経て今に至る。
「おしゃれ」「センスがいい」「美しい」という表現でも
まぁ、何となく、漠然とは分かるけれど
でも、それでは「公会堂」そのものの魅力は伝わらない。

どこを見て「美しい」と思ったのか。
何が「おしゃれ」だと感じたのか。
どの部分から「センスがいい」と思ったのか。

ここを書き手が詳しく書かなければ、
建物を知らない読者には、美しさも
おしゃれさもセンスのよさも全然伝わらない。

写真を撮る人なら知っているかと思いますが
「解像度」という言葉があります。

これは画像を表現する格子の細かさのこと。

カメラの設定で解像度を低くして撮影すると
大げさに言うと
写真は(ちょっとボケているような)粗い画像となります。

解像度が高ければ高いほど、
細かなところまで捉えられている
鮮明な画像となります。

それで言うと、
「美しい」「おしゃれ」「センスがいい」という表現って、
解像度が低いのかもしれないなぁと思ったんです。

画像がちょっとぼやけててよく見えない状態。

「センスがいい」ことを伝えたいなら
たとえばですが、

レンガ造りの建物の中にはレストランがあり、内装の床や壁は100年前の当時のまま。古き良き時代ののよさを残しつつも、テーブルや椅子などの家具はモダンなものがセレクトされていた。そのギャップがいい=センスがいいと思った。

とか。

この例文、だいぶ雑ですけど。

解像度を上げて、細かく見ていくことで
より魅力が伝わるんじゃないかなぁって。

そもそも何をもって「センスがいい」と感じるかは
人それぞれなので、そこを具体的に書かないと伝わらない。

あとは、「おいしい」という表現も
よく使われるんじゃないかと思います。

こないだ私はブルーチーズの
ガレットを食べたんですが、
これを単に「おいしい」と表現しても
ブルーチーズが嫌いな人にとっては
一切おいしい要素はないじゃないですか。
むしろまずい。

あと、私はパクチーが大好きなので
サラダとかに山盛りのっていたら
ホント最高!なんですが
これもパクチー嫌いの人にとっては
最高でも何でもないじゃないですか。

なにをもってして「おいしい」と感じたのか。
なにをもってして「おしゃれ」と感じたのか。
なにをもってして「かわいい」と感じたのか。

そこの感覚はホント人それぞれだし
読者もいろんな感覚の人がいるからこそ
そこを書き手が丁寧に伝えないと
言いたいことって伝わらないんじゃないかなぁって思ったのでした。

でも「解像度を上げて物事を捉える」って
なかなか難しいし、面倒くさい。

「おいしい」も「楽しい」も「おしゃれ」もたったひと言、

ヤバい!

って言ってる方が楽チンだし。

だけど、書くことを通して
なんとか伝えようって努力をしていると
そこの感覚もおのずと鍛えられるんじゃないかなぁって思ったのでした。

私レベルで、ひと様の原稿を添削するなんて…と
添削するときは、いつも思うのですが、
まぁ自分のことは棚に上げてやるしかないという開き直り。

でも、受講後、下記のような感想をいただけて、
参考になることがあれば良かったなぁとホッと胸をなで下ろしたのでした。

Aさん

課題提出をした一人一人の記事に、一文単位でフィードバックがあり、非常にためになりました。自分以外の方の講評も聞くことができるので、経験の少ない私には有難かったです。

Bさん

書く上で注意しなければならない点が詰め込まれた授業でした。原稿を書き上げる度、ノートを見直したいと思います。

さて、昨年に続き今年もライティング講座を担当させてもらい、
私自身もたくさん学びがありました。
宣伝会議さん、受講生の皆さま、ありがとうございました〜。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。