【ライターお悩み相談室コラム】仕事を断ることの大切さについて

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先日Twitterでつぶやいた言葉に思った以上に多くの人が反応してくれていて、びっくりしました。

そのつぶやきとは…

というもの。

今回は、仕事を断ることの大切さについて、ちょっと深堀してみたいと思います。

私は社会人なりたての頃、上司に言われるがまま頼まれた仕事は全部引き受けていたことがありました。当時の私は「上司は絶対」だと思っていたし、仕事を断ってもいいなんて、知らなかったのです。

上司はこちらの都合を知らず、ばんばん仕事を振ってくる。
私はどんどん引き受ける。
前の仕事終わってませんとも言えず、嫌な顔もできず笑顔で引き受けるものだから、上司は、私の仕事は順調に片づいていると思ったようです(当然か…)

結果、私のところで大量の仕事が滞り、それに気付いた女性上司にこう怒られました。

なんで仕事断らないの???!!!できもしないのに引き受けたら、まわりにも迷惑でしょう!できないなら、ちゃんと断りなさい!できないならできないで、ほかの人にやってもらえばいいんだから。あなたが引き受けてしまったら、それもできないでしょう?

良かれと思って全部引き受けていたのが、逆にまわりに迷惑をかけていたなんて…とショックでしたが、自分の能力を把握しきれていないのは、未熟な証拠。

そこからはちゃんと自分の能力なら、いつまでにどのくらいできるか把握することに努め、できないことはできないと伝えるようにすると、一気に仕事が進むようになり、私自身もすごく楽になったのです。

そして今、仕事を依頼する側になってみると、断ってくれることのありがたさも感じています。

依頼する方は、やってくれたらいいな〜とけっこう軽い気持ちで依頼してたりして…ということも分かり。で、引き受けてくれたら、できる前提で仕事は進行するので、途中で「できません」といわれるとスケジュールが大幅に狂います。これ、すごい大変です。でも、できませんって素直に申告してくれる人はまだマシで、ライターさんの中には、仕事ができなくてなのか?突然連絡取れなくなったりするパターンもあるそうなので、それはさらに悲惨…!

でも、最初からできませんといわれたら、別の人を探すか、別の方法を採用するか、リカバリーする余地はたくさんある。

断ってくれると、むしろちゃんと自分のできる範囲を把握してる仕事のできる人だなぁと感じます。

能力以上の仕事を引き受けてしまって、質の低い原稿を納品すれば相手の期待にも応えられないし、信用問題にも関わってきます。それよりは、今引き受けている原稿に全力を注いで、喜んでもらえることの方が大事。

とはいえ、多少は無理をすることで、限界を超えて成長できたりすることもあるし。仕事の幅も広がるし…。期待されたら全力で応えたくなるので、今も迷いつつ、悩みつつですが(笑)

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。