人はみんな自分の物語を作って、物語通りに生きている。

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先週末、小説家で理系ライターの寒竹泉美さんの講座に行ってきて、講座のレポートとは別に、そのときの気付きをnoteに書いたのですが、寒竹さん本人にもコメントをもらったり、予想以上に反響があったので、このブログに転載してみたいと思います。

ちなみに、寒竹さんの講座レポはこちらから読めます。
理系ライター・寒竹泉美さんの講座「童話・児童文学を書いてみよう」を受けてきた!

人はみんな自分の物語を作って、物語通りに生きている。

先週末、小説家で理系ライターの寒竹泉美さんの講座に行ってきた。

この講座の中で、私たちも日常の中で物語を作っているという話があった。例えば、高そうなスーツを着ている人を見て、この人はお金稼いでいるんだろうな、と思ったり。弁護士かな、医者かなと推理してみたり。

こういうことも、つまりは自分で想像して勝手に物語を作っているということになる。

それでふと思ったのが、確かに人って、何でもかんでも物語を作っているなぁということ。ネガティブな人は、すぐネガティブな物語を作るし、楽天家な人はすぐ自分に都合のいい物語を作る。

例えば、自分に自信のないネガティブな人が新しいプロジェクトを任されたとして。頭の中はこんな。

新しいプロジェクトを成功させる自信がない。怖い。きっと失敗するに違いない。いや絶対わたし失敗する、だって、こんなことやったことないもの。私なんかができるはずがない。

みたいな物語が展開する。そして、まざまざと失敗した自分を思い描く(あぁ…)

そして現実は、まさに自分の描いた物語通りになったりする。すると、やはりこう思う。

ほら、失敗した。やっぱりね。私にできるわけなかったんだ。

つまり人は、自分で勝手に物語を作っていて、そのあらすじ通りに生きているんじゃないかということ。

ということは、自分の理想とする物語を作れたら、理想の未来が訪れるのではないか?ということになる。

もしそうなら本当に素晴らしいし、簡単だし、みんなすぐにすればいいのに!と思うのだけど、悲しいかな、人には長年染みついてできた「思考のクセ」というものがあって、なかなかうまくいかない。

ネガティブな人って(私もそうだから分かるけど)なかなか自分で自分が成功する物語を作れない。悪い方、悪い方に考えておいて、いざ本当に失敗したときの保険をかけておく。落ち込まなくていいように。

って、書いてたらだんだん腹が立ってきたな(笑)このネガティブな物語を作る人は弱虫すぎる。自分に甘すぎる。最初から失敗したときのことを考えておくなんてズルイ。失敗なんて、みんな怖いものなのに。

…とまぁ、ネガティブな人はおいといて。つまりは、

人はみんな自分の物語を作って、物語通りに生きている

のかもしれない。

だから、私は私の理想とする物語(未来)を描いて、その通りに生きていけたら素晴らしい。そのために、自分の「理想の物語」って何なんだろう。ここを知ることが大切だなぁと思ったのでした。

小説講座を受けたはずが、人生を考える壮大なことになっている。

さて皆さんは、どんな物語を描いていますか?

寒竹さんからのコメント

そして、このnoteに対して、寒竹さんから下記のようなコメントをもらいました!

まとめ

というわけで、寒竹さんの講座では、小説の書き方だけではない、いろいろな学びがあったのでした!

次回の寒竹さんの講座はインタビュー講座だそうです!気になる方はぜひ!

 

 

 

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。