素朴な京都伝統の味「いもぼう平野家本店」

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ただいま桜満開で賑わっているであろう円山公園内にある
老舗のお店を紹介します。

 

この風情ある佇まい、名前も聞いたことあるし、
お店の前も何度も通っていたけれど、いまだ行ったことがなかったお店。
なぜなら…ちょっとお高いから。
風格ある入り口も、若造が入っていいのか、ちょっと躊躇してしまう感じ。

けれどこの間、父が京都に遊びに来たとき、
店の前を通り興味を示したので、チャンスとばかりに
水を向け、行くことができたのでした。

 

注文したのは、「月御膳」(2625円)。
まずは先付けの豆腐から。

続いてお待ちかね、いもぼうの登場です。

そもそも、「いもぼう」とは何?と思いつつお店に入ったのですが。
乾物の棒鱈と海老芋を抱き合わせ炊き上げた料理だそうで。
写真の左下に写っているのが「いもぼう」です。

ドーンと大きな海老芋に棒鱈。

私は、棒鱈と海老芋が材料とは想像していたものの、
それらをこねくり回してお団子みたいにしたものかと思っていたので、
ここへきて、ぜーんぜん違うことが判明。

食べてみると、味はもう、まるきりシンプルな京のおばんざい。
「●●の炊いたん」といわれるような素朴な。
ダシがしみた柔らかな芋と、これまた柔らかな棒鱈と。
おいしいはおいしい! ただ、どうしてこれが2000円以上もするのか!?
と思っていたところ、ホームページに以下のような記載が。

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厚く面取りした海老芋と、一週間から十日かけて柔らかく戻した棒鱈を
丸一昼夜かけて炊きあげます。手間ひまをかけることにより、
おいしい味が全体にまわり、柔らかく艶よく仕上がるからです。

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うーん、あの一皿にものすごく手がかかっているんですねぇ。
300年続く京都伝統の味といわれている「いもぼう」。
一度食べてみたかったので満足、満足。

あとこちらは、文豪にも愛されたことで有名。
私がすっかりはまっている松本清張も立ち寄っていたそうで、
小説にもお店は登場しています。
「昨年はこのお店がドラマの撮影にも使われたんですよ」と
スタッフの方に教えてもらって、そうそう!思い出しました。
年末に放送された「松本清張ドラマスペシャル“顔”」で、
確かこのお座敷が写っていました。

警察に追われる谷原章介が、座敷で警察と隣り合わせになって
顔がばれないかどうか、ハラハラする重要なシーン。

と、松本清張ファンには、これまた嬉しいお店なのでした。

いもぼう平野家本店
住所:京都市東山区円山公園内知恩院南門前
電話:075-561-1603
時間:10:30~21:00(LO20:00) 年中無休

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

\京都ライター塾を主宰/

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