【第12期 京都ライター塾】3回目の講義が終了!客観的事実を書くとは、どういうことか?

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昨日は京都ライター塾、3回目の講義でした。
今回は、提出してもらった課題の原稿のフィードバックをしました。

商業ライターとして文章を書くときは、客観的に書く技術が必要です。

noteやブログなどを書きなれている人は、主観的に書くことが多い(私はこう思った…みたいに)と思うのですが、商業ライターとして記事を書く際は、客観的に第三者として書くことが求められることも多い…というわけで、課題では、その練習をしてもらいました。

自分の大好きなお店やアイテム、場所などを客観的に書く練習。課題では、皆さん客観的に書いているつもりでも、「主観」がチラリと顔を出す文章がちらほらありました。いつもの書き方を変えるというのは、ホント難しいと思うのです。

たとえば、パンケーキのおいしいお店を客観的に紹介したい場合。あまりのおいしさに「思わず顔がほころんでしまう」と書いてしまうのは、主観的。自分の顔のことを書いてしまっている。

これを客観的に書きたい場合は、たとえば「顔をほころばせる人も多い」とすると、他の人から見た客観的な表現になります。

この違い、伝わるだろうか。

飲食店の紹介記事の場合、料理のおいしさを伝えたいと思う人も多い。けれど、おいしいと書いたとて、おいしさは一切伝わらないし、書き手がおいしいと思ったとしても、読者がおいしいと思うかは分からない。

たとえば、私が(パクチー山盛りの)スープを大絶賛したとて、パクチー嫌いの人なら、おいしいとは思わない。おいしいかどうかは読者が決める。

なので、書き手がしないといけないことは、おいしさの根拠となるものを書いて伝えるということ。

何をもって、おいしいといえるのか?

そのほか、

センスがいい
居心地がいい
歴史がある

といった表現もよくあるけれど、何をもってそういえるのか?その客観的事実を書くために調べたり、インタビュー等で聞いて記事に盛り込むということが大事になってくる、という話を昨日はしたのでした。

この書き方は、4・5回目の講座でもしっかりお伝えできればと思います!!!

この「客観的に書く方法」は過去のメルマガでも書いたのですが、その際とても反響が良かったので、ちゃっかり有料noteにもしています。

※ライター塾の受講生には講義でお伝えするので購入しないでください。アーカイブの方は「インタビューのやり方の回」でお伝えしています!

とはいえ、完全な客観的事実のみだと、AIでも書けてしまう時代である。9割の客観的事実の中に、1割の「書き手の独自の視点」が混ざることで、そのライターにしか書けない記事になる(その割合は、媒体によっても異なるけれど)。

なので、つい「主観的に書いてしまう」というのは、何もネガティブなことではない。ただ、きちんと使い分けができるようになると、これが、ものすごい武器になるのだと思う。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。