昨日は京都ライター塾、3回目の講義でした。
今回は、提出してもらった課題の原稿のフィードバックをしました。
商業ライターとして文章を書くときは、客観的に書く技術が必要です。
noteやブログなどを書きなれている人は、主観的に書くことが多い(私はこう思った…みたいに)と思うのですが、商業ライターとして記事を書く際は、客観的に第三者として書くことが求められることも多い…というわけで、課題では、その練習をしてもらいました。
自分の大好きなお店やアイテム、場所などを客観的に書く練習。課題では、皆さん客観的に書いているつもりでも、「主観」がチラリと顔を出す文章がちらほらありました。いつもの書き方を変えるというのは、ホント難しいと思うのです。
たとえば、パンケーキのおいしいお店を客観的に紹介したい場合。あまりのおいしさに「思わず顔がほころんでしまう」と書いてしまうのは、主観的。自分の顔のことを書いてしまっている。
これを客観的に書きたい場合は、たとえば「顔をほころばせる人も多い」とすると、他の人から見た客観的な表現になります。
この違い、伝わるだろうか。
飲食店の紹介記事の場合、料理のおいしさを伝えたいと思う人も多い。けれど、おいしいと書いたとて、おいしさは一切伝わらないし、書き手がおいしいと思ったとしても、読者がおいしいと思うかは分からない。
たとえば、私が(パクチー山盛りの)スープを大絶賛したとて、パクチー嫌いの人なら、おいしいとは思わない。おいしいかどうかは読者が決める。
なので、書き手がしないといけないことは、おいしさの根拠となるものを書いて伝えるということ。
何をもって、おいしいといえるのか?
そのほか、
センスがいい
居心地がいい
歴史がある
といった表現もよくあるけれど、何をもってそういえるのか?その客観的事実を書くために調べたり、インタビュー等で聞いて記事に盛り込むということが大事になってくる、という話を昨日はしたのでした。
この書き方は、4・5回目の講座でもしっかりお伝えできればと思います!!!
この「客観的に書く方法」は過去のメルマガでも書いたのですが、その際とても反響が良かったので、ちゃっかり有料noteにもしています。
※ライター塾の受講生には講義でお伝えするので購入しないでください。アーカイブの方は「インタビューのやり方の回」でお伝えしています!
とはいえ、完全な客観的事実のみだと、AIでも書けてしまう時代である。9割の客観的事実の中に、1割の「書き手の独自の視点」が混ざることで、そのライターにしか書けない記事になる(その割合は、媒体によっても異なるけれど)。
なので、つい「主観的に書いてしまう」というのは、何もネガティブなことではない。ただ、きちんと使い分けができるようになると、これが、ものすごい武器になるのだと思う。


