【第12期 京都ライター塾】最終講義で伝えたかったこと〜フリーランスが、会社員マインドで働いていると詰む〜

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先週末に、第12期京都ライター塾を最終講義をしました。全6回の講義がこれにて終了。早い!!残すはもう、国際会館での卒業式だけとなりました。

さて、先日の最終講義でお伝えしたのは、ライターの「新規仕事の獲得方法」について。

どんなに文章を書くのがうまくても、仕事に繋がらなければ稼げない。逆に、文章力はそこそこでも、仕事に繋げるのがうまければ稼げるわけである。私が特に力を入れて伝えたい部分が、書く+αの「+α」で、それがこの講義でした。

会社員からフリーランスになって、まずぶち当たった壁が「仕事ってどうやってもらえばいいの?」でした。会社員なら、嫌でも仕事があって、やってもやっても終わらないという感じだったのに。

その次に、仕事がもらえるようになると、今度は自分の仕事の対価が分からなくて悩んだ。私の労働はいくらになるのか?500字の原稿を書いたら、いくら請求すればいいのか?原稿を書くだけではなくて、取材に行って原稿を書いたら?アポ入れもしたら?その上、撮影もしたら、いくら請求すればいいのか。

相場も分からないし、相場があったとしても、そもそも私の技術はその価格に見合っているのかどうか?

ということが分からなくて、安い原稿料とは知らずにやっていたり、良かれと思ってギャラ以上の働きをしたりして、ずいぶん消耗していた。

そして、見積もりがだいぶ上手く出せるようになってきてから気が付いたことは、「人が動くとお金がかかる」というマインドが大事だなということだった。

会社員の頃は、どんなに働いても(逆にどんなに手を抜いたとしても)、一定額の給料は振り込まれた。この会社員マインドでフリーランスをしていると詰む。

たとえば、私が「1件5,000円で原稿を書いて」と依頼されたとして、良かれと思って、原稿を書く以外に、撮影をして画像を用意して、先方校正もしたとする。

でも、この5,000円は原稿料であり、撮影費は含まれていない。なので、撮影をしたなら撮影費をプラスする必要があるし、先方とやり取りをして校正作業までしたなら、その費用も請求する必要がある。

言われてもいないのに、込み込みでやる必要はない。ってか、そもそも、言われていなければ、どんなに良かれと思っても、勝手にやる必要もない(確認してからやるべきだと思うし、私が依頼側だったら勝手にされるとむしろ困る)。

会社員マインドでいた頃は、「1件5,000円で原稿を書いて」と言われただけなのに、撮影をして先方校正もして、なんか大変だな?とだけ思っていたけれど、「人が動くとお金がかかる」マインドを知ってからは、撮影費も作業費も上乗せして、1件5,000円を1万円にして請求することができた。

やっていることは変わらないのに、マインドが変わっただけで、稼ぐ額は2倍になった。

以前こんなことがあった。当初、「講義をしてほしい」と受けた仕事が、講義の内容から派生して、「ついでに、掲載可能かどうか25件ほど、先方許可を取ってくれませんか」と言われたことがあった。

ついでに?

私は特に電話が嫌いなのに??そもそも、講義をするだけではなかったか?

会社員マインドだったら、仕方ないか…と思って、ついでにやっていたと思う。けれど、フリーランスは「人が動くとお金はかかる」わけなので、クライアントに「当初の話と違うし、先方校正をしないといけないのなら、別途費用が必要だと思うんです(メールはもっとマイルドに書いている)」と、おそるおそるメールをした。

すると、そうですよね、とあっさり「5万円プラスするので作業をお願いできないでしょうか」と丁寧なメールが返ってきた。

5万円…!?

1件電話するだけで2,000円か?それなら、やります!!!と思ってやった。

会社員マインドのままだたったら、プラスの費用はもらえず、また消耗していただろう。言ってみるもんだなぁと思った。

講義ではそういう話をみっちりした。消耗してほしくない。せっかく持っている技術に対して、しっかり対価をもらってほしい。搾取されたりしてほしくない(でも、そもそも相手も搾取しているとは思っていないと思う。ついでにやってくれたらいいな!くらいの感覚)

で、実はこの話には「さらにその先」がある。

「原稿料+撮影費+作業費」と積み上げていくのも大事だけど、もう一歩視座を上げて、プロジェクト全体の設計(編集)から関われるようになると、見積もりの書き方そのものが変わる。


「ついでにやって」と言われモヤモヤする側から、「こうすればもっと良くなりますよ」と提案して対価をもらう側へ。

その視点の切り替え方を詰め込んだのが、5月から始まる京都ライター塾の上位クラス「エディターズ・クラス」。私の「おそるおそる」な失敗談も含めて、「書くのその先にある世界」についてお伝えできたらいいなぁと思っています。


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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。