5月21日に東京で開催される「文学フリマ」なるイベントに出展するため、2月くらいからZINEづくり始めました。
ZINEとは、リトルプレスとも言われたりしますが、ざっくりいうと個人で好きに作る小冊子、雑誌のこと。「文学フリマ」では、プロ・アマ問わず、いろんな人が作ったZINEが販売されます。文学フリマの公式サイトには、『作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する、文学作品展示即売会』とありました。
ライターとして依頼されて記事を書き、それが雑誌に掲載されるのも大きな喜びですが、そうしていると、自分で丸ごと好きなように1冊作ってみたいという欲が出てきます。
そんなわけで、今、自分の作りたいものを誰の指図も受けず作っているわけですが、これが本当に難しい。
まずは、これを使ったとて、 売れるかどうかも分からないので、なかなか時間が割けない。目の前のお金が発生する仕事を優先してしまうので、作業する時間が取れない。
それを乗り越えて原稿が書けたとしても、独りよがりのつまんない文章になってないか、不安がすごい。
冊子形式にするために、どんなレイアウトにしたらいいか悩む。
レイアウトが決まっても、Wordかインデザインか?何のソフトを使ったら、イメージしているレイアウトができるのか?分かったとしても、誰がそれをするのか?いっそ手書きで切り貼りしてコピーするか?
表紙は?
中にイラストは入れる?
それとも写真?
何より、冊子のタイトルはどうする???
と、考えることやること満載で、それを普段の仕事もしながら、家事育児もしながらやろうというのだから、なんせ時間がない。
しかも、頭の中には、理想のZINEがすでに完成していて、でもそれには程遠い現実が目の前にあり、今にも投げ出したくなっている。
でも、ここで逃げ出さないように過去の私が先手を打って、すでに文学フリマに申し込んでしまっている(しかも、みんなで出展しよう!と誘った言い出しっぺだ)から、何が何でも、冊子らしきものを作らねばならない。
というのが、今です(2月からずいぶん時間があったと思うのになぜ…)
ちなみに週末に、会場での配置が決まったと連絡がありました。
日時:2023年5月21日(日)
時間 :12:00〜17:00(最終入場16:55)
入場料:無料
会場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場Fホール
出店名:くらしの編集室・ZINE部
ブース配置: V-22 、 V-23 (第一展示場)
イベント詳細→https://bunfree.net/event/tokyo36/
サロンメンバー8〜10人ほどで出展するので、2ブースが隣り同士になるようにしてもらいました。
文学フリマ開催まで、もう1ヶ月を切ってしまいましたが。
完ぺきな冊子を作ろうとすると逃げ出したくなるので、(たとえ、ゴミみたいな冊子でも)とにかく冊子らしきものを作って参加することをゴールにがんばります。
関東近郊の方、遠方の方も、入場無料・事前予約不要なので、ぜひ気軽に「文学フリマ」のぞきに来てみてください〜。