文章は五感で書くもの(書きたくても書けない人、その原因)

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尊敬するライター・さとゆみさんの書評コラム

太った言葉をシェイプし、錆びた言葉を甦らせる。『老人ホームで死ぬほどモテたい』

を読んで、私はこんな感想を持ちました。

そして書いた後にハッとしました。

私は、「書きたくても書けない」という人からの相談にもよくのっているのですが、原因は技術的なことよりもマインドに何かしらブロックがあって書けないことも多いなぁと思っていたのですが。

書けない人って、五感にフタをしているから書けないんだなって、ハッとしたのです。

なぜなら文章は、五感で書くものだから。
その五感にフタをしているから書けない。

書けなくて当然だなぁと2つの点が1つに繋がった気がしました。

五感にフタをするというのは、自分の本心を感じないようにすることだと私は思っていて。

子どもの頃は五感全開で生きているのだけど
大人になるにつれ、五感で感じたまま
生きていたら、だんだん生きづらくなっていきます。

集団生活を送る中で、
一人だけはみ出していたら
強制的に直されるわけで
そんなことをされ続けるうちに
しだいに本能にフタをするようになる。
気づかないふりをするようになっていくんだと思うんです。

朝起きて、眠くてそのまま寝てたら
学校に遅刻するし
眠いけど我慢して学校行くみたいな。

そんな些細なことからそれは始まっていて
社会人になっても、嫌いな上司がいたとしても
言うことを聞かないと飛ばされたりするかもしれないので、我慢して愛想良くしてたり。

まぁ、生きていく術なんですが。
それをわかってやるのと
無意識でやるのとでは全然違っていて。

そんな日々を積み重ねていたら
「この人嫌いだな」とか「お腹空いたな」とか
そういう感情が邪魔になってくる。

だから「なんか嫌だな」と思っちゃうとしんどいから、この人嫌いだけど、いいところもあるしなと思い込もうとしたり。

そうやって本心に気づかない振りをしていると
五感が閉じていってしまう。

そして、本当の自分の気持ちも分からなくなっていく。

だから書けない。

みたいなことがあるんじゃないかなーって。

だから、書きたくても書けないという人が
まず何をすべきかというと
書くことじゃなく、自分の五感を取り戻すこと。

自分が今、本当は何を感じているか?
ちゃんと意識することから始めたらいいんじゃないかなと思ったのでした。

さとゆみさんの書評コラムから始まって
なんか壮大なことを言っているかもだけど。

さとゆみさんが疲弊して、
書けなくなっていたのが、
詩集を読むことで五感を刺激され
感覚を取り戻し「命拾いした」っていうのは
まさにそういうことなんじゃないかなぁと思ったのでした。

本を読んで命拾いしたって
さとゆみさんは書いてたけど
ホント五感をなくすって
命をなくしかけているってことで
感覚を取り戻すということが
生きるってことなのかもしれないなぁとかいろいろ考えさせられた書評コラムだった。すごい。



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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。