たった一人に届けばいい。

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先週の金曜日に、私が主宰するオンラインサロン「くらしの編集室」で「ありふれた日常を自分の言葉で綴る文章術」という講座をしました。

どんなにありきたりに思える毎日も、いろんなものが詰まっている。

そんな、ありふれた日常を綴るには、それ(いろんなもの)に気付くことが大切。

気付いたら自分らしい言葉で紡いでほしいし…綴るために「どうしたら?」と、もがくことで気付けるようになる…みたいなことが伝えたくて、この講座をやったのですが。

今までやった講座の中で一番難しくて、でも今一番私の言いたいことのような気がして、もっともっとブラッシュアップして、いろんな人にお届けできたらなぁと思ったのでした。

それで、今回受講してくれた人に、なぜ書くのですか?と聞いたところ、伝えたい、想いを共有したいという方がけっこういました。

私も伝えたい!と思って書いている1人ですが、逆に、この思いが強すぎると、書きづらくなってしまうのかもなと思いました。

伝えたいのに、期待しているほどに伝わらなかったり、いいねをもらえなかったり、反応がないと、書いても意味がないとか思って書くのをやめてしまう。

それはものすごく、もったいない。

私も伝えたくてメルマガやブログを書いているのですが、誰か1人でもいいから届けばいいなと思って書いています。

1人でもいいから届いてほしいと願いつつ、同時に、必ず誰か1人には届いている、とも思っています。

届いているかどうか、目に見えないことの方が多いから、なかなか気が付けない思うのですが。

でも、あなたの書いたものは確実に誰かに届いている。

そんなことが目に見える形であったので、紹介。

先日私が読んだ本を更新するInstagramで
「心の壊し方日記」真魚八重子著 の感想をアップしたのですが。

それを見てくれたサロンメンバーの藤村 早(ふじむら さき)さんが、本を読んで感想をアップして

また、それを見たサロンメンバーのごりらさんが、本を読んで感想をアップしているのを見て。

ささやかな私の感想が、少しずつ広がってったんだなぁと思って、うれしくなったのでした。

さらに、ごりらさんのブログに

100人中99人が見向きもしない情報でもだれか1人の役に立つのであれば価値のある情報ですし、発信する意味があると思うんですよね。

という一文があって、ほんとそれー!!と思ったのでした。

なぜ書くのか?
伝えたいから!

と思うと、バズりたいとか、著者ならベストセラーになればいいなとか欲はキリがないですが、たった1人に届けばもう十分役目を果たしてる。

私が「書いてくれて、本当にありがとう」と思える文章にたくさん出会ってきたから。

で、その1人が「自分」であってもいいと思うんですよねぇ。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。