人生はままならぬもの。「法然院」住職・梶田真章さんの言葉。

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これまでにおそらく1,500人くらい
確実に1,000人以上の方に
インタビューをしてきました
(名刺の数を数えるに)

それで、今までで一番印象に残っている人は誰ですか?
という質問を時々もらうのですが、これがすごく難しくて。

でも、忘れられない方が1人。

どうして忘れられないかというと
ものすごーく怖かったからです。

怒鳴るとか威張るとか、
そんなレベルの怖さではなく
もうこの世のものではないみたいな(笑)

その方というのは、
京都のお寺「法然院」住職・梶田真章さん。

お寺の紹介記事を書くのに
お話を聞かせてもらったのですが
とにかく梶田さんのオーラがすごいんです。

押し戻されるほどのパワーというか。
下手なものは寄せ付けない、みたいな圧倒的なもの。

梶田さんは本当に穏やかに
話をしてくれているのに、
前に座っているだけで
私の心の中まで全てを見透かされているようで
恥ずかしさと、バレてしまうのが怖い
みたいな思いが交錯して、
ホント湯飲みを持つ手が震えるほど。

そのときはただ怖いとだけ思っていたのですが
あとになって、このお方はもう仏なのかもしれないなぁと思いました。

悟りを開いている人。
神々しくて、私が近寄るなんてとんでもない。
恐れ多くて怖い…というのが正しいのかも。

あとで、一緒に行ったカメラマンさんも
「なんか穏やかなのに、怖かったですね〜」
と話していたので、あの感覚を味わったのは
私だけじゃなかったんだなぁと思いました。

あんな経験をしたのは初めてだったので
今でもすごくよく覚えています。

それで今朝新聞を読んでいたら
その梶田さんのインタビューが載っていたのですが、
ホントすばらしい言葉だったのでシェアします!

今、誰もがコロナに罹っても
おかしくない状態なのに中には、
それを自業自得だといい、
自己責任のようにとらえる傾向もあるということに対して。

人は自分自身をコントロールできてこそ人間だという感覚で生きているから『お前はコントロールできないからそういう結果になったんだ。自業自得だ』という話になる。自業自得とは、自分が『これも自業自得かな』と納得するための言葉であって、仏様でもなく(悟りに)目覚めていない人間が分かった気になって、『それは自業自得だ』と他人に言うのは傲慢でしかありません。

2022/8/22 朝日新聞のインタビュー記事より

「自業自得」は自分に対してだけ使っていい言葉なんだなぁと思って、思わずメモ。

インタビュー記事の「人生はままならぬもの」というタイトルも良かった。

自分の人生をコントロールしようなんて、おこがましいにもほどがある、のかもしれない。

と思ったら、
うまくいかないことだらけの現状も
しょうがないよねとなって、
なんか気持ちが楽になったのでした。

それにしてもこのインタビュアーさん、
あの梶田さんにこれだけのお話を聞いてくるなんて、すごいなぁと思って記事を読んだのでした。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

\京都ライター塾を主宰/

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