5年目となる非常勤講師。新年度の大学講義がスタート!

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大学の非常勤講師の仕事を始めて5年目。
新年度となり、今年も講義がスタートしました。

講義を受けてくれる学生の人数は
毎年まちまちですが、私の希望としては
10人前後がちょうど良いなと思っています。
(本当は5〜6人がいい)

私が担当する「編集技術」のクラスは
講義といっても座学は全体の1/3程度で
あとは、もうほとんど実践。

企画して、取材して、文章を書く、校正する
といった全ての作業を学生にやってもらうので、
人数が増えるほどに
私の作業が増えるわけです(笑)

いや作業が増えるのはまだしも
企画を大人数で考えるというのが
本当に毎年難しくて、頭を抱えています。

10人を超えてくると
わたしの想像をはるかに超える、
いろんな意見があって
最終的にそれをみんなが納得する形に
落とし込むのが、本っ当に難しい。

20人近くいた2年前は、
意見を1つにまとめられず2チームに分けて
2種類の冊子を作るというスタイルに変更して対応しました。

それで先日、1回目の講義をしたところ
今年は学生が19人もいてビビったのでした。

これはヤバい。

1回目の授業ですることは
「編集技術」という授業で何をするのか?
という全体の流れをお話します。

これを聞くだけで
雑誌や本づくりには
そんな作業があるのか!
ということがだいたい分かります。

この話をすると
「そんなにもすることがあるのか!」
と驚く学生が多いのだけど
ここで重要なのは、そんな「大変なこと」を
これからみんながしないといけないってこと。

授業を途中で脱落されると
編集作業が止まったり、
作業を振り分け直したり
しないといけなくなるので
本当にやる気のある子だけに
受講してもらいたくて
ここはしっかり伝える。

初回は、この授業を受けるかどうか
学生が判断する機会でもあるので、
これを聞いてやめてもOKなわけで
私としては、少しでも人数を減らすために
だいぶ厳しめなことを言う(笑)

やる気のない子は、別に受けなくてもいい。
必修科目でもなんでもないのだから。

そんなわけで
脅しをかけるわけじゃないけど以前
「編集技術の講義って授業じゃなくて、半分以上は仕事だった」
と学生に言われたことがあって
あぁ、その視点すごく面白いなと思って
今回、学生たちに紹介してみた。

まぁ、私が普段ライターの仕事として
やっていることを
本当に全部学生にやってもらうわけだから
仕事といえば仕事なのだ。

甘くないよってことを伝えたくて。

でも同時に、

大変なんだけど、楽しいのよ!!
編集技術、めちゃくちゃ面白いのよ!
人生変わるくらいの破壊力があるのよ!
絶対にこれからの人生に役立つことしかないのよ!

ということも伝える。

そうしたら、最後に提出してもらった感想に
「授業というより仕事に近いと聞いて
ますます学びたいと思いました」
と書いた子がいた(笑)


やる気満々だった。

そんなわけで、2回目の講義では
19人だった学生が、何人になっているのか。

受講生が減ってても実は寂しいし、
多いと大変だし
何だかすごく複雑な気持ちなんですが。

受講人数が増えたら
講義料もアップしたらいいのになぁ
っていうのは、毎年思っている。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。