第6期ライター塾、3回目 は「インタビュー原稿の書き方」。第三者として書くor 主観を交えて書く、について。

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先週の土曜日は
京都ライター塾の3回目
「インタビュー原稿の書き方」
の講座をしました。


3時間ある講座の前半は
インタビュー原稿の成り立ちや
実際にどう書くのかを伝えて、
後半は商業ライターとして
客観的に文章を書くというワークをしてみました。

商業ライターとして文章を書くときは
黒子となり、「自分」を消して
文章を書くことがほとんどです。

たとえば「まっぷる」「るるぶ」などの
ガイドブックで
「私のお気に入りのパン屋です」
と紹介されたとしても、
読者は「え、誰?」となってしまいます。

会社案内や商品紹介のPR文
WEBの人物インタビューの記事 etc
書き手が誰なのか分からない状態でも
読者に伝わる文章が書けないといけません。

第三者として書く。

講座の中では、お気に入りのお店を紹介する
というワークをしてみたのですが
「第三者として書く」を前提としていても、
どうしても「私」が顔を出してしまっている一文があり、指摘すると、あちゃーってなって、みんなで笑っていたのですが(笑)

でも、これは書き慣れてくると
できるようになります。

単なる「慣れ」です。

ブログを書き慣れている人は
自分を主語に書くことが多いので
ついつい自分が出てしまう文章を書いてしまうことも多いと思いますが、それは悪いことでも、間違いでもなくて、単に慣れからくること。

切り替えてできるようになるといいのかなと思います。

第三者として書けるようになると
いいこと。

それは、自分のことも一歩引いて
客観的に見られるようになることです。

あぁ、私はこれで怒っていたんだ…など
冷静に自分を分析できるようになったりします。

逆に、第三者として書き慣れてくると
自分を主語にした文章が書きにくくなったりもします。

ライター仲間にはこういう人も多くて
仕事の文章はいくらでも書けるのに
自分のブログとなると書けないという人がけっこういます。

第三者として書くことに慣れすぎて
自分の気持ちを出せなくなっているのかなと思ったりしています。

私も以前、ある書籍で
「ライターさんの主観を交えて
お店紹介をしてほしい」と依頼があったとき
全然書けなくて、すごく苦戦しました。

第三者として書く。
or
主観を交えて書く。

両方の文章をバランスよく書けるようなって
ちょっとずつ、使い分けられるようになってきてるなぁ〜と思います。

受講生のレポート記事を紹介

回を重ねるごとに、受講生のレポート記事の書き方も変わってきたように思います。

次回は、インタビュー原稿の書き方第2弾。課題として、実際に誰かをインタビューして、原稿を書いてもらい、それらを見ながら、「インタビュー原稿の書き方」について具体的にお伝えします!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。