私がやりたいからやる、でいい。

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今週はなぜか立て続けに
ブログ経由でお仕事依頼があり、
ワクワクしています。

一つは、私の大好きな洋館に関するコラムを
書いてくださいというもの!

予算が明示してある上に、
画像の手配は先方がしてくれるというし
ブラックな案件でもない。
(取材なしのコラム原稿…もうこれは文筆家と名乗っていいのか??)

以前の「なんでもいいから、書く仕事ください!」状態のときは、原稿書いて画像も用意して、1件500円とかの仕事もあり、断るのが苦手な私はいちいち消耗していたのですが。

料金表を公開するようになってからは
極端に単価の低い案件は来なくなりました。

…と「ブログ経由で好きな仕事の依頼があった」という、ここだけ切り取ると、良いなぁって思う人もいるかも知れませんが、こういう状態になるまで、実にいろんなことをしてきたなぁって思います。

たとえば今回の洋館。

私は10年くらい前から、洋館に行くたびに、自分の記録用としてブログに記事を書いていました(もちろん、アクセス数は今より全然ない)

洋館に行って写真を撮って、資料を見ながら間違いのないよう気を付けてブログを書いてましたが、1円にもなりません。

誰が読んでくれているのかも分かりません…。

それなのになぜ、書き続けられていたかといったら、私が楽しかったから。
洋館が好きすぎて、その魅力を大勢の人に知ってもらいたいなと思っていたから、勝手に書いていました。

そのうち「洋館コラムの連載を書いてます」と言えたらカッコいいな!と思って、2012年から(9年前!)自分で作ったフリーペーパーで勝手に連載を始めました。

自主制作のフリーぺーパーなので
印刷代はもちろん自腹。

フリーぺーパーが完成したら、好きな本屋さんや雑貨さん、カフェに持っていって、置いてください!とお願いして回っていました。

フリーペーパーは10号まで、3年くらい続けていましたが、この時点でお金のことを言えば、完全にマイナスです。

でも、フリーペーパーに洋館のことを書いていると知った知人が、そのまた知り合いに話してくれて、雑誌「Hanako」京都特集で洋館ページを担当。洋館案内の記事を書かせてもらえたのです!

また「まいまい京都」で、京都の洋館を案内する「ガイド」という新たな仕事も入ってきました。

その後も「びゅうたび」という人気サイトでレトロ建築記事の依頼があり、富山に旅取材に行くなどなど。

最初は私が「やりたいからやろう〜」と楽しくやっていたことが、ちょっとずつ仕事として依頼されるようになっていったのです。

仕事にしたい!と意識してからここに来るまで、5〜6年かかってますが。

2019年には洋館好きが高じて、これまた自腹で10万円かけてZINE「京都 麗しの洋館たち」を作りました。

これまた、まだまだ余っていて(誰か買って!)、元が取れていないどころかマイナスです(笑)

でも、そんなこんな布石があったからこそ
今回の依頼に繋がったのなら
ようやくこれでトントンなのかもしれません(あしかけ9年)

結果だけ見ると、好きなことだけして
楽しそうな仕事の依頼があっていいなぁ
と思われるかもれませんが
そういえば、時間もお金も相当注ぎ込んできた結果なのだよなぁと思ったりします。

ただ、全部好きでやってきたことなので、ずっと楽しかったし、苦労だと思っていないところがポイントなのかもしれない。

もし私が最初に「いつかお金になるかな」って思って、わざわざ洋館に行ったり、頑張って記事を書いたりしていたら、きっとここまで続かなかっただろうし。

だから、最初は自分が「やりたいからやる」でいいし、お金もらわなくてもやりたいことを淡々とやっていくって、すごく大事なことなんじゃないかなぁと思ったりしたのでした。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。