心屋仁之助「好きなこと」だけして生きていく。読了

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今日から仕事始めの人も多いのでしょうか。
私は、6日(水)が仕事始めとなっていますので、
お仕事の関係者の皆さま、諸々の作業は水曜日以降に進めていきます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、帰省すると、実家の本棚に並んでいる中から
気になる本をあれこれ選んで、ザザーッと流し読みするのが楽しみなのですが。
年末に読んだ心屋仁之助さんの本、読み終わった後に、
すごく心が晴れやかな気持ちになれたので、新年にぴったりと思いご紹介。

読んでいたら、心の指針にしたいような言葉がたくさんあったので、
気になったところを抜粋。

——–

人の価値に差なんてありません。
だってつきつめれば、人はみな素粒子でできているんですから。

~略

素粒子はみな同じだから僕にもし価値があるなら、あなたも、あの人も、
本やテーブルも価値があります。

—–

だから、自分に価値がないとか、努力しないと報われないとか思う必要はない。
自分を「すごい」「自分には才能も、得も、魅力もある」と思って、
そういう風に振る舞っていれば、それにふさわしい出来事や結果が起こり始めると、
この本にはあって。私は、もっと上を目指したいし、
そのための努力もしなきゃと常々思っていて、
でもそれって、裏を返せば、今の自分を認めていないということになるのかも、
と、この本を読んで思いました。

そのまま受け入れるってなかなか難しいけど、心屋さんがひたすら本の中で自分は今の自分のままで十分に素晴らしいし、そのままで好きなことをしていれば
自分だけではなく周りのみんなも幸せになれる!と力説していて、
読み終わる頃には、そうかもなぁという気になってきました(笑)

あとは「もっと人に迷惑をかけよう」という章が、すごく考えさせられました。
日本は、「人に迷惑をかけないこと」が美徳とされているようなところがあるけれど、
そもそも、人に迷惑をかけずに生きていくことなんて無理なのだから、
いっそ、「お互いさま」でやっていけたら楽なのになぁと。

———

誰にも迷惑をかけていない!という人は、実は感謝のない人です。

人は誰にも迷惑をかけずに生きていくことなどあり得ない。
人はいつも誰かの世話になって、誰かに助けてもらい、誰かに許してもらって生きています。
これからもいっぱい迷惑をかけて生きていきます。
だから、感謝が生まれるのです。
「私は誰にも迷惑をかけずに一人で生きてきたんです」と言うことほど、
傲慢で迷惑な生き方はありません。
いつも自分が我慢して、いつも迷惑をかけないよう、キッチリやっていたら
他人が許せなくなります。
人に厳しい人は実は自分にも厳しいのです。

———-

最後の部分は、まさに以前の私のこと。
私は真面目で完璧主義(夫に言わせると超適当なB型らしいけれど)なところがあって、
原稿の締切を守ることは当然だし、待ち合わせの時間も遅れたくないし、
相手に迷惑をかけたくないから、一から十までキッチリきっちりやる性格。
だから、心屋さんも言っているように、他人が許せなかった。仕事の締切が守れない人の気が知れないと思ってたし、
約束の時間に遅れてくる人には、顔は笑顔でも
「人の貴重な時間を…何考えてんの」って密かに怒り狂っていたし、それがとてもしんどかった。
でも、子育てをしていたら、キッチリできないことだらけ。
っていうか、キッチリできる方が奇跡、ということの連続で、
私はだいぶ完璧主義から解放され、心が自由になれたのです。どれだけ頑張って約束の時間に行こうと準備していても、
必ず何かある(出かける直前に子どもがおもらしとか、当たり前)。
自分がキッチリできなくなって迷惑をかけるようになったら、
他人がキッチリできなくても許せるようになったのです。
一緒に行こうねとずっと楽しみにしていた遊びの約束も
子どもが熱だしたら当日ドタキャンってこともよくあって、
前の私なら、すごく怒ってたことなんだけど、今はもうお互いさまと思えるから、
いちいち怒らなくてすんで、すごく気が楽になりました。あら。なんか私の話になってるけれど。

この本を読んで、今年はもっと自分のやりたいことをやっていこう、
あと自分も誰かに迷惑にかけて、人の迷惑にも寛大になっていこうと決めました。
他人が許せない、というのは、自分の子ども(や、夫、身近な人)にも当てはまっていて、
例えば、子どもが失敗するのを見たくなかったり、
出来ないことをすごく叱ってしまったり。
私も出来ないことたくさんあるし、
子どもたちも、もちろんそうだよね、と広〜い心で接することができる、
優しいかぁちゃんでいたい。
この本、手元に置いて何度も読み返したくて京都に持って帰ることにしました。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。