今年も恐怖の節分がやってきた。

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保育園に通う子にとって、毎年節分は鬼が来る怖〜い怖〜い日となっているよう。

今や12歳となった息子も保育園に通っていた頃は節分が近づくとナーバスになっていたし、ましてや鬼がでる吉田神社にお参りに行くなんて断固拒否。今6歳の娘は、昨年の節分が終わった日から、「つぎのせつぶんの日は、ぜったいほいくえんをやすむ!」と声高らかに宣言していたくらいだし。

で、当日がやってきた。

昨年も休むと言ってたけどなんか気が付いたら普通に行ってたし、今年も大丈夫かなぁと思っていたら、意外と今年は頑固だった。

仕事があるので、どうしても行ってほしいとは思っていたものの、「とにかく行け!」と無理やり行かせることもしたくなくて、朝、娘の話をじっくり聞いてみることにした。

行きたくない理由は、鬼は偽物だと分かっちゃいるけど、どーしても怖いとのこと。それなら、鬼が娘ちゃんに近づかないように、先生にお願いしておくよと言うと、それでも怖いと言い張る。

さらに聞いてみた。

私「保育園に行く自分と、休む自分どっちがカッコいいと思う?」

娘「保育園に行く自分」

私「保育園に行く自分と、休む自分、どっちが好き?」

娘「保育園に行く自分」

これを聞いて、娘も本当は行きたい気持ちもあるけど、ちょっと怖くて、あと行かないと行った手前、行けなくなっているのかなぁと思って、背中を押してみることにした。

心底怖がっているなら最悪休ませようとも思っていたのだけど、頑張って保育園に行く自分の方が好きと思えるなら、行った方がいい。

そこで先生にもお願いして、鬼さんは娘に近づかないようにしてもらうということ、気持ちが強くなれる長靴下のピッピのお守りを貸してあげることを提案して、あとは、頭にお団子を2つ作り鬼の角ヘアーにしたら、行く勇気が持てたようで、何とか保育園に行ってくれた。

あぁ、よかった(帰ってきたら、行って良かったと言っていた)

それほどに恐怖を植え付ける保育園の鬼もどうかと思うんだけど。

でも、そういうよく分からないものに「恐れ」を持つことは、一方ですごく大事なことだと思ったりもする。恐れがあるからこそ、人として謙虚になれる部分があるというか。

恐れのない人の方が怖い気がするなぁとふと思う。

さて、料理が得意ではないので、はなから作ることは諦めた節分の日のご飯。

今年はにぎり長次郎の太巻きを予約してみた。以前食べに行ったとき、想像以上に太巻きがおいしかったので。今までそんなに太巻きをおいしいと思ったことがなかったのだけど、それはおいしい太巻きに出会えていなかっただけだった。おいしかった!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。