智積院 第42回 非公開文化財特別公開

  • ブックマーク
  • -
    コピー

知積院と書いていましたが、
どなたかに「智」積院じゃ…と指摘されました!
その通り!
スイマセン、間違っていたので記事を訂正しています。

————————————————

3連休、皆さんどこか行かれたんでしょうか。
私は最終日、友達に誘われ「智積院」へ行ってきました。

「智積院」の名前は知っていたものの、何があるかほとんど知らなかった私。
まず長谷川等伯という人の絵が有名だそうで。
この桜の図は、息子の久蔵のもの。
本物は写真に撮れなかったので、レプリカを撮影。
当時の色を再現してあるらしく、豪華絢爛。
現存している本物は、だいぶ色が落ちて、渋い落ち着いた印象だった。

そしてお庭は、中国の廬山を模して作られたもの。
座って鑑賞するという座鑑式。

冬の澄み切った空気の中、静かに座って庭を見る。
庭のことはよく分からなかったけど、
いつの時代の、何をかたどったものでと
とても詳しく丁寧な説明を、ボランティアの人がしてくれて、良かった。
知ると知らないでは、同じ庭を見るのでも、全然楽しみ方が違う。
神聖で、天気も良くて、すごく贅沢な気分を味わった。

特別公開されているのは、堂本印象が描いた襖絵。
50年以上前に描かれたものと言っていたけれど、
着物や洋服を着た女の人が、テーブルの上で野点をしている斬新な絵で、
鮮やかな赤や黄色、オレンジを多用した襖絵がお寺にあるというのが
とても新鮮だった。

水墨画とか、池とかの絵ではなく、
まるきりの洋画がちょんとお寺においてあるのってスゴイ。
あと渋いはずの松の木を、カラフルに描いていたりして、
その色使い、そのセンス、なんか見ているだけでワクワクした。

こちらも詳しい説明があったので、さらに楽しくて。
写真に収めたかったけど、撮影禁止。

ぜひ自分の目で見て確かめてもらいたい。
実を言うと、誘われたものの、あまり興味のなかった智積院。
でも行ってみたら、襖やらお庭やらが素晴らしくて、とっても楽しかった。
これで堂本印象にとても興味がわいてきて、
堂本印象美術館にも行きたくなった。

梅もキレイに咲いていました。

智積院 
特別公開は3月18日(火)まで
住所:京都市東山区東大路七条下ル
電話:075-541-5361
時間:午前9時~午後4時