大阪で地震があって感じたこと。つれづれなるままに雑記…当たり前の日常。

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昨日の朝、地震が起きたとき、私たち家族は4人全員がテーブルについて朝ごはんを食べている最中だった。揺れた途端、みんなで顔を見合わせ、でも見合わせる以外、何をすることもできなかった。

揺れが思ったより長くて、すごく怖くて全然動けずにいた。とっさに何にもできなんだなという無力感。子どもたちは地震がすっかり終わってからテーブルの下に隠れていた(遅い)。

 

子どもを学校にやったけど、その後すぐに迎えに行くこととなった。保育園は預けられた。

なんとか仕事はできる環境にあったけど、心がふわふわと落ち着かず、何をしていても地震のニュースが気になって、気がつけばツイッターやらフェイスブックやらを見て、違うことをしてしまっている。

そんな中で、次々と県外の友達から「大丈夫?」と連絡をもらって、それがとてもうれしく心強かったのだった。「ありがとう、こちらは大丈夫」と一つずつ返事をする。

時間が経つにつれて、地震の様子が少しずつ分かってきて、登校途中に壁が崩れてきて亡くなった女の子のことを知り、胸が痛む。

つい3日ほど前にブログ・私の子育てセブンルールの最後に書いた言葉

どんなに大切な人だとしても、いつ会えなくなるとも限らない。そんなこと考えたくないけど、夫が出かけるときも、子どもたちが出かけるときも、もしかしたら、顔を見るのは、これが最後になるかもしれない、という恐怖が私の中にある(今はもうだいぶ薄れてきたけど)

を思い出していた。女の子のお母さんは、どんな思いで朝、女の子を見送ったんだろう。私がそうであったように、今日もいつもの、当たり前の日常があると思って、見送ったのかもしれない。

人は、なんてことない日常を失ったときに初めて、その大切さに気づかされる。

まだ余震が続く、本震が来るかもしれない、の情報に、引き続き落ち着かないけれど、今、いまを生きて行くしかないのだなぁと思う。自分の大切な人と自分を第一に。

それにしても、水とか非常食とか、どのくらい準備しておくものか? 途方に暮れる。

地震の被害があったエリアにも早く、いつもの何でもない、当たり前の日常が戻ってきますように。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。