天藁屋町(てんわらやちょう)

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雨の中、3軒取材。
雨の日は、お店にはお客さんが少なかったりして
取材自体はやりやすいんだけど、移動が大変。

で、取材してて、こういうのスキ!と思った店があったので紹介。
まず造り。

今流行の町家を改装したレストランなんだけど、
この和室に、低いゆったりとした大きめソファがドーンと置いてあるのが、
な~んか好きなので、それだけでもう一度来よう!と思った私。
これは、どうしようもなく居心地がいい。

タイから仕入れたというアジアンテイストなソファが
和室にしっくり合っている。
ちなみに写真は2階で、1階のソファ席からは坪庭が見える。

そして料理。
お粥が一番のウリだそうで、京野菜やら湯葉やら、海の幸やら
いろいろな具が乗ったお粥は常時15種類もあるんだとか。

写真は夜の5000円コースからおぼろ豆腐と湯葉のおかゆ。
おかゆは鶏がらスープで一度生米から炊いて、
その後軽くミキサーにかけ柔らかさをだしたら、
さらに土鍋に移し2度炊きするという手の込みよう。
そうすることで、サラサラになりすぎずトロッした感じがでるとか。

手前に並んでいるのは、フランス産の塩や干しエビ、揚げパンのような
油条、コチュジャンにウニを和えたものなどなど8種。

手間ひまかけてできたお粥を小さな茶碗によそって、
さらに小鉢8種から好きなものを入れていろいろな味を楽しめると言うお粥。
これでおいしくないわけがない!

と試食を本当に楽しみにしていたら、なんと食べられませんでしたー。
なぜか…。
ここのお店の人は取材に慣れているらしく、
見栄えのいい写真撮影用のための料理を用意してくださったからです。
これはただ見かけのいいものを作るため、味つけはちゃんとしていなかったり
するため、サーッと下げられてしまいました。
もうひとつアワビを丸々一個使ったメイン写真も撮影したけど
それも同じ理由でさようなら~。

食べたかった!!
と、これで食べずに原稿を書くのもなんかイヤだし、夜の5000円コースではなく
リーズナブルなランチでも自前で食べに行こうかなと考え中。
ランチでも同じようにお粥が味わえ、しかも950円。
さらに平日ならプチデザート付き。

でも、最後に写真撮影したデザートに、さらに他のデザートを加えた
プレートをわざわざ用意してくれた。
これ、とっても美味しかったので、きっと他の料理もおいしいはず。
近々リベンジ!

ちなみにココ、器の「羅工房」がプロデュースしているお店なので
陶器のお皿は全て自前。斬新な器使いもステキでした。

天藁屋町
住所:京都市上京区竹屋町通大宮西入ル藁屋町535-40
電話:075-822-8880
午前11時~午後9時(L.O.)
火休