(2)レンタカーで海水浴に行って車の鍵を水着のポケットに入れたまま泳いだって話、聞きます?

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昨日の続きです。
車の鍵をなくし、予備の鍵を友達に持ってきてもらおうと思いついたその後。

最も信頼している友人の一人、まきちゃんに助けを求めるべく電話をしてお願いしてみました。レンタカーのお店に行って予備の鍵を受け取って、京都市内から丹後半島にある海水浴場まで持ってきてくれないだろうか、と。

今になって考えてみたら、往復7時間かけて鍵持って来てって、よくもそんな厚かましいお願いできたな!と思うのだけど、このときはもうパニック状態で、何とか鍵を手にしなければという、ただ、それだけの思い。

で、まきちゃんの返事は…申し訳なさそうに「ちょっと予定があって持って行くことはできない」と。そりゃそーだ。ま、そうだよね。この返事を聞いて、ちょっと我に返り、無謀なお願いをしたことを謝って電話を切る。

そして次に思いついたJAF、とりあえず鍵さえ開ければ何とかなりそうな気がしなくもないので、JAFに来てもらうことに。しばらく待つとなぜか片足怪我して、松葉杖をついたJAFの人がやって来てくれました。こんな海水浴場までJAFは来てくれるのだね。ありがたい。

JAFのお兄さんお願いします!

海で泳ぐ気も失せ(当たり前)、お兄さんが作業する様子を見守るも、あれ? 何だかすごく苦戦している様子。

そう。借りた車はキーを差し込むタイプではなく、センサーでピッと鍵が開くスタイルなので、きっといつもの技が使えないのです。

ドアの隙間から空気で膨らむ枕のようなものを入れて、ドアに隙間を作って、手を入れて鍵を開けようと試みる(案外アナログだね)も、ドアが硬くて隙間ができず。あとは窓に物差しをさしてみたり? なんだかんだ1時間ぐらい悪戦苦闘してくれた結果。

開かない。どーやってもドアが開かない。

えぇー? JAFが来てもドアが開かないことがあるの??

さっきまで絶望の淵にいたのが、そこからまたさらに深い谷に落とされたようなこの感じ。

役に立たねーなー!の悪態の一つもつきたくなるところへ、料金を請求されて、夫は「はぁ??? (ドアも開いていないのに?)」。うん、でもまぁここまで来てくれたわけだし(私の心の中)と、JAFのお兄さんと夫で一悶着あったものの、なんということか隣の車の人も鍵をなくしてしまったようで、「お兄さんこっちもお願い」といつのまにかJAFのお兄さんはそっちへ行ってしまって、結局支払いはなしで済むという。そんなことあるのか。

同じ車の鍵をなくした仲間(バカ)がいる! と嬉しく思っていたのだけど、隣の人はその後ドアが開いて解決したようでした。(よかったですね…)

あと、できることといえば、海に落ちた鍵を見つけることくらいか。夫は鍵をなくした私を責めることは何も言わず、海に潜ってひたすら鍵を探してくれているようでした。

私は、絶対見つかる訳がないと思っていて、探す気もしなくて、どうしようもないなぁとうなだれていたところへ、まきちゃんから電話。「鍵、私は持っていけないけど、宅急便で送ればいいんじゃない?」

そうだ!!!!!!! それだ!!まきちゃん、天才! その手があったか!早速、海水浴場のおじさんにここの住所を聞いて連絡。まきちゃんにレンタカーのお店に行ってもらって手配してもらうことになったのでした。これで明日には鍵が届く!

まきちゃん、ありがとう!その場にいた全員誰もそれを思いつかなかったよ!

これで鍵が届くことがわかりホッとした一同。

日も暮れて来て、バーベキューの続きで、カレーを作り夕飯を食べることに。

続く。

その(1)

その(3)

完結編

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。