(4)レンタカーで海水浴に行って車の鍵を水着のポケットに入れたまま泳いだって話、聞きます?

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昨日の続き。

隣の海水浴場で流れていたアナウンスが、かすかに聞こえてきて、どうやら車の鍵の落し物があったと言っているよう。まさかとは思うけど、確認をしに独り身の男友達がトボトボと砂浜を歩いていく。

隣りといったって本当に遠くて、行って帰ってくる間にその友達は日焼けして真っ赤になっていたくらいだったし、その鍵は果たして私たちの鍵なのか否か? 気になって気になって、確か30分くらいだったと思うのだけど、この待ち時間が異常に長く感じられる…!

は・や・く!!!!

そして、暑さにやられぐったりとした様子で戻ってきた友達が一言。

「鍵、あったみたいっすよ」

え?

車の鍵? 私たちのレンタカーの車の鍵?????あったのおおぉぉぉお???!?!!!

レンタカーの鍵なので、レンタカー屋さんのキーホルダーがついており、そしてそれはまさしく私たちが乗ってきたステップワゴンの鍵だという。き、き、奇跡ーーー!

が、鍵をなくした本人だと分かるものがないとすぐには渡せないということで、そのとき手元に鍵は持っておらず(もどかしい!)、鍵をなくして以来頼りにしていた海水浴場のおじちゃんにお願いして、隣の海水浴場まで車で取りに行ってもらう。

そうして、そうして、半日ぶりに私たちの手元に返ってきた幻の鍵よ!!!!!

でも鍵が戻ってきたといっても、これは差し込むタイプの鍵ではない。繊細な電子キーである上に、海水に12時間以上浸かっていたわけで、電子機器が何より水に弱いことは私も知っている。

鍵が戻ってきたって車が動かなければ意味がないのだし。ということで、みんなで車のところに行き、車のキーを押してみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開いた?! なんと何の問題もなく、鍵使えたー!!!

車の鍵がどうやって隣の海岸までたどり着いたのか? 海底に沈むこともなく? どうやって? おまけに問題なく使えるって、これはもうどう考えても奇跡でしかなく、みんなで歓声をあげて喜んだのでした。

その後、お昼前に天才まきちゃんが手配してくれた予備の鍵が私たちの手元に届き(海水浴場まで届けてくれるヤマトさんがすごい。しかし、せっかく天才が機転を利かせて手配してくれたのに、もう必要なかったりするのが切ない)、この真夏の大事件は無事終了となったのでした。

この、鍵をなくしたことによる出費は1円もなく(JAFにも支払ってないし、鍵の弁償をする必要もなくなった)、つまりは心の痛手だけで済んだわけなのですが、心の痛手が半端なくて、あれお金を支払ってなかったことにできるなら5万円くらいなら支払いたい気持ちでいるのですが。

いやー!奇跡ってあるんですね。

この世に神様っているんだなーって思った一件でした(笑)

いずれにせよ、もう二度と水着に鍵を入れたまま泳ぎません(夫に、車の鍵は二度と持たせないと宣言された)。あとこれを書きながら、ふと「まきちゃんにヤマトの発送費、払ったっけ?」ってなってるので、あとで確認してみよう。

終わり。

 

その(1)

その(2)

その(3)

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。