「雑貨店おやつへようこそ〜小さなお店のつくり方つづけ方〜」読了

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text by:江角悠子(@ezu1030

いつもお世話になっている先輩ライターの宮下亜紀さんが構成・編集に関わった本「雑貨店おやつへようこそ〜小さなお店のつくり方つづけ方〜」、ご献本いただきました!ありがとうございます。

桂にある「おやつ」という名前の雑貨屋さん。そこの店主・トノイケミキさんが書かれた本で、ネットショップから実店舗へ、そのお店づくりをする上で大切にしてきたこと、お店を運営するため軌道に乗せるため取り組んだことなどが、細かな具体例と共に書いてありました。

「お店をしたい人のための本」と思いきや、読み進めると、仕事をする上でもすごく役に立ちそうな心構え、対応の仕方などがあって、真似したいとメモした箇所、多数。

例えば、メールの対応。一度対応が冷たくて嫌だったというメールをもらったそうで、その後トノイケさんが決めたルールはこう。

まず問い合わせに感謝し、お客さまの声に共感する。
中略
なおかつ返事は素早く。届いているかわからないと相手は不安になると思う。
お客さまのお問い合わせ内容が何であれ、相手のこころに届けるものは「ありがとう」の気持ちであることを忘れずにいたい。

雑貨が好きなので、雑貨店をするのって密かに憧れたりするけれど、本を読んでいると憧れだけじゃ全然やっていけないんだなぁという裏事情が全部分かる。でも、そうした裏事情も踏まえて、お店をやることはすごく楽しそうなのが伝わってくる。やっぱり憧れる。

あと、トノイケさんがお子さんを育てながらお仕事をしているので、第5章の「子どもといっしょに」の部分はとても参考になった。
日々の小さなルールとして「晩ごはんは20分以内につくる」ことを目標に段取りしているそう。

週間メニューを考えて、メインの材料は宅配を頼んだり、煮込み料理なら前の晩に作りおいたり。

もし夕飯が20分で完成するならそれは本当に素晴らしいことだ。今私は子どもたちが帰ってきてから慌てて作り出すということを繰り返しているので(しかも私の場合30〜40分はかかる)、なんとかうまいこと取り入れられたらなぁと思う。

あと「時間を管理すること」の項目では、子供が夜寝るまでにするべきことをカードに書き出しておいて、終わるとそのカードを缶に入れていくという方法が紹介してあって、とても良さそうだった。

・お風呂に入る
・時間割をする
・歯を磨く

などなど、子供たちにとってやらなければいけないことのほとんどは、面倒なことばかり。終わったらカードを缶に入れるという楽しみがあるとゲーム感覚でやってくれそう。

あとがきにこの本を作るまでのことが少し書いてあって、そこがなんとも勇気付けられた。なんと本の原稿は、3年もかけてコツコツ書きためたのだそう。毎日少しずつ。書けない日も自分を責めるより前に進もうとコツコツ。ヨガをやり始めて思うけれど、ちょっとずつでもやっていたら何かが少しずつ変わっていく。私もさらに良い習慣を味方にして、やりたいこと叶えていきたいなぁと勇気をもらったのでした。

本を読み終えたあとは、お母さん友達から、今の暮らしをちょっとよくするヒントをもらったような感覚。ところどころ入っている挿絵もかわいらしく、ページ数はあるけれど、あっという間に読み終わったのでした。

 

この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

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