子どもの寝かしつけ、救世主!魔法のぐっすり絵本「おやすみ、ロジャー」

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夏に挫折した卒乳。(→BLOGその1その2その3
娘はもう1歳7ヵ月。私もそろそろ一晩まとめて寝てみたいと
帰省したのをきっかけに、また挑戦中です(笑)

卒乳して、今晩で4日目。
今回は何とか挫折せず、続いています。
娘は夜中に1、2回起きては泣き叫んでいますが、
お茶を飲ませたり、子守歌を歌ったり、絵本を読んだりして、
また寝るのを辛抱強く待っています。
心と時間に余裕のある帰省中だからできることだなと思います、やはり。

3日目の昨晩が一番酷く、夜中の12時から2時半くらいまで泣き通し。
オムツも変えて、お茶も飲ませて、歌も歌ってみて一通りやって全部ダメなとき
私はもう寝たふりを決め込みます。
娘は私に何とか起きてもらおうと耳元で

「おちゃーちゃん(おかあさんの意)、おちゃーちゃん、おちゃーちゃん」
と、可愛い声で呼び続けます。

50回くらい呼び続けられると、その健気さに負けてあっさり寝たふり終了。
でも、これに何とか耐えていたら、「おちゃーちゃんはダメだ」と諦めた娘が次に
「ばーちゃ(おばあちゃんの意)、ばーちゃ、ばーちゃ」と私の母、おばあちゃんに
助けを求めるべく矛先を変えてきて、その知恵と可愛さにあっさり負け。

でもでも、それにも耐えていたら、娘、今度は、
「ち、ち、でた(おしっこしちゃったの意)、ち、でたぁ(泣)」と訴えてきます。
さっきオムツ変えたばかりですけど? 恐るべし、1歳7ヵ月の赤ちゃん。
私をなんとか起こそうと知恵を絞り果敢にトライしてくるその健気さ。

で、毎度毎度負けて、私は仕方なくまた起きて
寝かしつけを試みるという繰り返し。



秘策…寝かしつけ本

それで、卒乳をしようと決めて、用意していた本があります。
10分で寝かしつけ!と謳っているこの絵本「おやすみ、ロジャー」

表紙を開くとまず書いてあるのが、
注意! 車を運転している人のそばで絶対に音読しないこと。
ってすごくないですかー。

著者は、スウェーデンの行動科学者で、
心理学を専門に研究もしているというカール=ヨハン・エリーン。
内容は、眠るのがあまり上手でないうさぎのロジャーと読み手が一緒になって、
すぐに眠らせてくれる魔法使いのところへ出かけていくという…

ざっくりいうとそんな感じなのですが。
ゆーらゆら、ゆーっくり、だんだんだんだん…
など、眠りを誘うような文章が随所に散りばめられていて、
ちょっとした催眠術にかけられるような(いやでも全然怪しくないですよ)

「ここはあくびしながら読んで」みたいな指示もあるのですが、
読んでいる私も演技ではなく、本気であくびが出て、眠くなってくるという。
絵はあまり多くなく文章中心なので、1歳7ヵ月の娘に読んで、果たして通じるのか?

言葉をどこまで理解できているのか?と思いつつ、今日初めて読んでみたのですが、
読んでいる途中で、目をこすりこすり眠そうにしていて、
読み切ったところでまだ寝ていなかったので、
後半をもう一度読んでいたら、静かに眠りに落ちました。

それに味をしめて、今度は7歳の息子にも読み聞かせ。
こちらは、言葉もちゃんと理解しているので、ゆーっくりじーっくり読んでいたら、
読み終わるまでに寝ていました。

こ、これ!

寝るのが下手な息子に、大丈夫だよって言い聞かせてあげられるような内容で、
もっと早く出合いたかったー!って思いました。

寝かしつけに苦労しているおかあさん方、ぜひ一度試してもらいたいと思います!

おすすめー!

カール=ヨハン・エリーン
飛鳥新社
2015-11-13

 

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。