人生において、思い出に残る食の時間はどれほどあるでしょう。
という文から始まる「光の食卓」のサイト。「光の食卓」とはざっくり説明すると、主宰の青居佳代さんのが作る料理を食べるという、そんなシンプルなこと。だけど、初めて「光の食卓」を知ってこの一文を読んだとき、絶対に体験してみたいなと思った。
会場となる東京の東村山市というところは、京都がある我が家から行くと、片道4時間半もかかる。でも、冒頭の一文に引かれ、佳代さんの紡ぐ言葉がすごく好きだなと思って、サイトを隅から隅までじっくり見て、やっぱり行こうと決めた。
死ぬ間際には、たくさんの楽しかった思い出があると良いなぁと私は思う。
冒頭の文章には、「大切な人とゆったりとした時間を過ごす、そんな時間は人生そのものを豊かにしてくれると私は思います」と続く。
私も本当にそう思う。けれど、果たして私は今、そんな時間をたくさん持てているのだろうかと疑問に思った。大好きな人たちと食卓を囲んで、おいしい料理を食べ、たわいないことで笑い、のんびりと過ごす。
そうだ、そういう時間を私はもっと体験しておかなければと思った。
そして4時間半かけて、その体験をしに東京へ来た。昨日体験した「光の食卓」は、きっと死ぬ間際に思い出すワンシーンになったんじゃないかなぁと思う。そのくらい完璧な時間だったような気がする。








サイトには、
大切な人を
大切にしたくなる
大切な人を
連れていきたくなる
という言葉もある。今回、この「光の食卓に行ってみない?」と声を掛けてくれたのは、お友だちのたみみさんで、たみみさんが私に声を掛けてくれたのは、この「光の食卓」を私と一緒に体験してみたいと思ってくれたからなんだなと思ったら、それもまたうれしかった。たみみさん以外の5人の方は、全員この日が初対面だったけれど、おいしい料理と心地いい空気感のおかげで、すごく打ち解けておしゃべりができたなぁと思う。取り繕わないでいい、自然体でいられたというのも、とても心地よかった。自分らしくいさせてくれる空間って、そうそうない。しかも初対面の人たちと。
「光の食卓」を体験したあと私は、まんまと「大切な人を連れていってあげたいなぁ」と思っている。誰を誘おうかなぁ、誘いたい人は誰かなぁと思う時間も豊かで良い。

でも、わざわざ誰かを誘って、東村山市まで行かなくても、私はいつも家族と食卓を囲んでいるのだよなぁとふと思った。その時間をもっと大切にできたら、人生に豊かな時間が増えるってことか。そう思った瞬間に、「あ、これが大切な人を大切にしたくなる、か」とハッとした。
佳代さんの作る料理は、とてもおいしかった。でも、それだけじゃなく、その空間も時間も世界観も何もかも素晴らしくて、本当に好きだなぁと思って、佳代さんにもそう伝えた。
実は、この世界観を体験してみたかったのはもう一つ理由がある。佳代さんの「光の食卓」が私にすごく素敵な余韻や気付きをくれたように、今、私が運営している「私設図書室」も、訪れた人が「自分の人生や、大切な人との時間を愛おしく思えるような余韻」を持ち帰れるような場所にしたいなぁと考えたから。サイトを見ただけで、ヒントがもらえそうとピンと来た。
最初は、私が体験したこの素敵なエッセンスをぜひ、私設図書室に取り入れたいと思っていたのだけど、体験した今は図書室だけじゃなく、自分が書く文章にも、今まさに参加者を募集している「100日チャレンジ〜わたしとつながる書くレッスン」にも、私がこれから作り出す全てのものに、あの「大切な人を、自分を、愛おしくなる空気感」を盛り込めたらいいなぁと今は思っている。
光の食卓のサイトはこちら。




