ワンデイZINE講座、無事に終了しました!
人前で話すのが苦手な私であるからして、始まる前は緊張でよく眠れないし、ご飯の味もよく分からなくなるし、「なぜ私は、講座をやろうと思ったのか?」と激しく後悔するものの、始まってしまえば毎回楽しさしかなくて、「やって良かったなぁ、またやろ☆」となる。

昨日は香川や大阪、果ては山形から参戦してくださった方もいて、本当に和気あいあい、いい時間になったのではないか…と思うのは私だけで、実際のところ参加者はたくさんのワークをやらされて、頭から湯気がシューシュー出て疲れ果てていたのではないかと思う。
ワークたっぷりのZINE講座
講座内のワークでは、
ZINEのテーマは何にする?読者って誰?サイズはどうする?A5?B6?文庫サイズ? 右開き?左開き?表紙のデザインは?イラスト?そのイラスト誰が描くの?肝心の中身は、何章にする?奥付に何を載せる?扉はつける?遊び紙つける?つけるなら何色?
という怒濤の質問に1つひとつ、自分だけの答えを導き出していかなければならないのだから。1日に人間が決断できる回数には限界があるとか、なんとか聞いたような気がするけれど、決断することはとにかく億劫で面倒で、しまいにはどうでもよくなってくる。
ではあるが、ZINEを作りたいなら、1つひとつ決めて、次に進んでいかねばならない。ここで完璧主義が顔を出すと何ひとつ決まらない。決まらないことには、次のワークに進めないので、ひとまず仮で良いので決めてもらう。一人でやっていると絶対に途中で投げ出したくなるけれど、対面講座なので、そうは私が許さない。

ここであなたは、どうしたい?ん?ん?ん?ん?
ワーク中にテーブルをまわり、手が止まっていたらすさかず質問をする。そして「自分の頭の中にある、ぼんやりとしたイメージを言語化してくださ〜い」「書けたら、隣の人とシェアしてくださ〜い」「あと3分でまとめてくださ〜い」などと言う。
質問されると自分でも思ってもいなかった言葉が出てきたり、あと対面講座の面白さは、雑談からぽろりと気付くことがあったり、誰かの発言で閃いたりすることがあるけれど、昨日はそんな場面をたくさん見れたなぁという気がする。
とはいえ、打ち上げで参加者の一人に「スパルタだった」と言われて、言われてみればそうだったかもしれないと振り返った。でも、「大人になって、あんなに夢中になって何かに取り組むこともそうないから、楽しかった」とも言ってもらった(良かった)。
でもまぁ、ZINEなんて、テキトーで良いと思っている。あとからいくらでも変更すればいいのだ。どうせ趣味で作るZINEなのだから、どんな仕上がりになろうと誰にも迷惑をかけない。自分がちょっと切なくなる程度のものである。
という私の思いが伝わったのか、最後に「(まだ一冊も作れていませんが)ZINEを3冊くらいは作れそうだなぁという気がしてきました(笑)」と言った強者がいた。それを聞いて私はガッツポーズをしたくなった(その意気である)。
ZINEをつくることは、自分を見つめ直すこと





それにしても、ZINE作りには人生が詰まっている。どんなZINEを作りたいか?という話をしていると、おのずとその人の人生の奥深いところまで触れてしまうような気がする。
仏像愛が炸裂する人、文鳥愛が止まらない人、柴犬が好きすぎる人。自分の半生を振り返り残したい人たちの話をお互いに聞いたり、聞いてもらったりしているうちに、完全に自己開示してしまって「俺たちみんな友だち」みたいな気になってくる。
が、講座終わりに、ここからがスタートであること&「みんなのZINEの完成が本当に楽しみです」というプレッシャーはしっかり与えておいた。
ZINEというものをつい1ヶ月前に知ったという55歳のおじ様とか、事業を3つも展開している私より年下の女性社長さんとか、個性豊かで面白い、そしてちょっと変わった人たちが参加してくれて、打ち上げも多いに盛り上がった。
そもそも、京都の片隅で活動している、名もなきライターの講座にわざわざ参加してくれるような人たちなのだから、みんな変わってるよなと思った(褒めてる)。
参加してくれた方は、「何が作りたいか漠然としていたのが明確になった」とか「ZINEのタイトルが決まった」とか「シリーズ化したい」「完全に元が取れました(笑)」と言う方もいて、ホントやって良かったなの気持ち。
最後に、感想メッセージを紹介!
講座終わりでさっそく感想を送ってくれた方がいるので紹介!
江角さんから直接アドバイスをいただけたり、参加メンバーからアイデアをいただいたり。対面ならではの良さを実感しました。
参加して本当に良かったです!!!参加されている皆さんの雰囲気がとても良く、悠子さんの柔らかく優しい空気感に重なる方が多いなと感じました。先生に近い価値観を持つ方々が自然とファンとなり集まっているのだなと、心地よい空間を感じていました。
ありがとうございますー!
さっそくレポ記事も届いています。
ありがとうございます!!!!
ワンデイZINE講座、来年もします。次は東京とか、あとは全国各地でしたい。温泉とか洋館があるエリアで。




