私が週に一回通っている
ヒップホップダンスの教室。
振付が毎月変わるのですが
11月は「だるそうに踊るのがポイント」
という振付でした。
だるそう〜に背中を丸めて
力を抜いてダラダラと…みたいな表現が求められます。
この「だるそうにする」というのが
まじめな性格である私の中では
絶対にやってはダメな禁止事項に入っており
たかがダンスの振付なのに
そう振る舞うことすらできません。
(なんかもう、踊る以前の問題)
人前でだるそうにするなんて。
どんなにしんどくても
まわりにそれを感じさせないように
シャキシャキ動いてきた、このわたくしが?
堂々とだらだらする?
むりむりむりむりむり…!!!
と思って踊れません。
とくにこの振付は
背を丸めて首を前に出すような姿勢が
カッコよく見えるのですが
昔、モダンバレエを習っていた私は
妙に姿勢が良いので
背筋が伸びたままこの振付をすると
かっこ悪いことこの上ない
という仕上がりになります。
そういえば以前は
オラオラ系の振付もありました。
上から目線で偉っそうに振る舞う
というもの。
振付なのに、それも
やだやだやだやだやだ
そんな人になりたくないと思って
抵抗があるのです(結果、うまく踊れない)
私はまじめなので
しゃきっと元気よく
行儀よく踊るのは、好きなのです。
姿勢良く、はつらつとするのは得意。
でも、私が踊りたいのは、そんなのじゃない。
特に、行儀よくイイ子ちゃんな踊りとかは
やりたくない。
うまくなくてもいいから
自由に、楽しそうに踊ってみたい。
人の目なんか気にすることなく。
(でもできない。誰も見ていなくてもできない)
そんな感じで私は今、
体で気持ちを表現することに
取り組んでいますが、
書いて気持ちを表現することにも
同じ現象があると思っています。
イイ子でいなきゃいけないと思っている人は
自分の中にある黒い感情を書くことができない。
こんなことに夢中になっている私なんて
恥ずかしいと思っている人は、
すごく好きなことに対しても
熱い思いを文字にすることができない。
すると、どうなるかというと
なんの引っ掛かりもないような
キレイに整った文章になったりすることがある。
文章としては読みやすいけど
「だから?」みたいな。
誰の心も震わせない、つるんとした文章。
だからこそ、思いのこもった文章を書くのも
練習がいるのだと思います。
私が、感情を体で表すことができなくて
踊れるようになるために
何度も何度も練習しているように。
先月末始まった【京都ライター塾】第3期アドバンスコース初回では
心を動かす文章とは?
型を使って書くとは?
についてお話しました。
さっそく届いた受講生からのレポ記事を紹介します!
気持ちを動かす文章を書くには「自分を感じること」も大事だと思いました。自分が自分のことを感じられなくては、心の動き・身体の様子を伝えられないからです。
「しっかりと話を聞く」10か条は、「丁寧に人生を生きる」10か条になると思います。「ライターになって幸せになる」ということは、そういうことだよなと教わりました。鳥肌がたちました。
このアドバンスコースは、インタビューやレポート記事、企画書、エッセイの書き方講座など、今まで私が見聞きしたどのライティング講座とも違う魅力が詰まっていました。
「自分には無理だ」とあきらめる前に、まずはやってみる。練習と経験を重ねれば、わたしでもきっと「自分だけのエピソード」が書けるようになる!京都ライター塾アドバンスコース、第1回目の講座を受けて改めて感じたこと。そう、わたしは誰かの気持ちを動かすライターになりたくて、この講座に参加したんです。
昨年のライター塾卒業後、ライター経験として、いくつか記事を書かせていただく中で、想定以上に完成に時間がかかってしまうことが悩みでした。しかし、今回習ったこの型に当てはめることで、速く書くことができそうだと感じ、これからは、意識して取り入れていこうと思います。
えずさんが、ゆったりとした雰囲気で話されていて、講座は落ち着いた雰囲気。声のトーンとスピードが心地よくて聞き取りやすかったです。以前にアドバンスコースの説明会をアーカイブで視聴した際も「なんだろう、この心地よさは」と感じていました。講座を受けて、心地よさの理由が「いい素材を集めるには」の10のコツが生かされているからなんだなぁと思いました。