ライターと編集者の違いについて。

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\ただいま10/31から始まる京都ライター塾/
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メルマガを読んでくださっている読者の方からいただいた質問にお答えします。

ライターと編集者の違いについて教えてください。

なんとなく編集者が発注者、ライターは受注側と言うイメージがあり、受注側であるライターは仕事量のコントロールが難しいのかなという印象も受けます。

・ライターとして企画をたてる、編集よりの仕事もするなどは可能か。

・編集者になる方法にはどのような方法があるか。

について、知りたいです。

以前、ライターとエッセイストの違いについて書きましたが、今回はライターと編集者の違いについて。

この2つを明確に分けるのはちょっと難しいなと思っていて、でも私の中ではざっくりと、こんな風に理解しています。

◎ライターは、文章を書く人
◎編集者は、文章を書く以外の諸々を一手に引き受ける人

書籍で言うなら
編集者には、作りたい本があり
その本を書けそうな著者を見つけてきて
こんなテーマで書いてくださいと
ディレクションというか著者と
打ち合わせをする。

ライターは、編集者の意図を汲んで
著者にインタビューをして原稿を書く。

編集者は、著者を取材する場所の手配とか
著者とのアポ取り、その後のやり取り
原稿が書けたら校正
原稿をレイアウトしてくれる
デザイナーさんへの指示
印刷所への手配
刷り上がった本を誰に献本するか
そのリスト作り、などなど
本当に「書く」以外のこと全部という感じ。

ならば、編集者は書かないのか?
といえばそうでもなく
ライターが書いた原稿に、
編集者が自分で書き足したり
原稿をリライトしたりもする。

編集者がインタビューに同行して
ライターの横で質問をすることももちろんある。

書籍だとまだ明確に作業が分けられている印象があるけれど、雑誌の記事を作る場合
ライターが編集者の役割を担うことはよくある。

雑誌の場合、編集者がすることは
特集などの企画をたて、取材相手を確定。
依頼書などを書いて取材先へ送り
アポ取りをしたのち
ライターやカメラマンを手配。

取材に同行して現場を取り仕切り
インタビューや撮影がうまくいくよう
指示を出したりする。

けれど、小さい編集部の場合
編集者が取材に同行することは
ほとんどなくライターに丸投げ。

ライターが取材先を探して
アポ入れをして、カメラマンを手配することもある。

編集者のいない現場で
ライターがカメラマンさんに
指示を出して撮影してもらうこともある。

そもそも企画だって、ライターが提案して
それが採用されることもある。

そんなわけで、ライターとして企画をたてる、
編集よりの仕事もすることはもちろん可能です。

だから、私はライターの仕事だけしていたい!
編集の仕事だけやりたい!と思うなら、
案件によっては難しい。

私はライターなので編集的な仕事はできません(しません)なんて言っていたら、成り立たないことも多い。

でも、編集者としても
ライターとしても
動けるようになっておくと
それが確実に強みになる。

あと、ライターは受注側で
仕事量のコントロールが難しいのかな
ということに関しても。

ライターは受注側ですが
仕事量のコントロールはできます。
むしろコントロールできないといけないと
私は思います。

そして、編集者になるには
がっつり会社の中に入って
企画をするところから
関わらないといけないので
会社に就職するのが
一番手っ取り早いと思います。

外部の存在で編集という仕事をするには
信頼を積み重ねて
この人になら企画を任せても大丈夫!
むしろこの人に企画してもらいたいという存在になれば、編集者として仕事の依頼もあるのではないかなぁと思います。

私は、フリーランスですが
オウンドメディアの編集長をしてほしいと
依頼があったり
コンテンツ作りのディレクターとして
関わってほしいという相談もあって
編集者としての仕事をしていたこともあります。

書籍では「純喫茶とあまいもの 京都編」

に、ライターとしてではなく
編集者として関わりました。

就職する以外には
そんなやり方もあるんじゃないかなと思います。

そんなわけで、答えになってますでしょうか!

また何かありましたら、
質問にお答えします〜。

いい質問、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。