頑張りすぎる人に読んでもらいたい本「困ったときは人に頼ろう」。

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以前ブログにちらりと書いたけれど(→BLOG)、

私は人を頼るのが苦手で、母親にも
「私と同じであんたは人に甘えるのが下手だねぇ」と言われ、

でもそれをとくだん悪いこととは思っていなくて、

何なら「我慢して耐えている私、えらい」とさえ思っていて、

自分が我慢することでその場が丸く収まるのなら、と

たいていその道を選んできたのだけど。

子育てをしていると、自分が我慢すること、頑張ることに限界があって、

しかも我慢していると、我慢が溜まっていつしか爆発し、

まわりに被害が及ぶ(夫とか子どもが被害者に…)ってことがあり、

ちょっとずつ考え方が変わってきました。

で、不本意だけど、いう感じで、人に頼ったり甘えたりしてきたのですが、

最近は、人に頼ったり甘えたりすることって悪いことじゃなく

むしろ積極的にした方がいいんじゃないの?ってくらいに考え方が変わってきたのです。

そんな風に最近、人に頼ることについていろいろ思うことがあったので、

手に取って見た本「困ったときは人に頼ろう」

これを読んだら、そうそう!あぁ、そういうことだったのか!と頷くことがたくさんあって、

いろいろ腑に落ちたのでした。

以下、本の中で印象的だった言葉。

がんばる人は「ノー・ヘルプのサイン」を出している。


本人は、どうしてわたし1人がこんなに苦しまなくちゃいけないんだろうと考えています。

でも周囲は逆の受け止め方をする場合があるのです。

「すごく大変そうだけど、彼女はなんでも自分でやらないと気が済まない性格だから

手を貸しても嫌がられるだろう」と。

一度でもヘルプのサインを出してみて、それが気持ちよく受け入れられたとき、

私たちは大きな安心感に包まれます。あんなにつらかった仕事が、

「まだまだやれるぞ」と思えるようになります。

誰も助けてくれないと思い込んでいた孤立感も消えます。

だいたい、困ってるって口に出して言わなきゃ、まわりに伝わらないのに、

以前の私は自分からは言えないくせに「なんで分かってくれないの?」と思っていた。

なんてゴーマン!

「困ってる」って言えなかった私は、たぶん「困ってる」とサインを出す人にも

冷たかったのだと思う。私だって言わずに我慢してるんだから、我慢しなよ、みたいな。

考え方が変わった今、「困ってる」って素直に言えるようになったら、

ほかの困ってる人にも優しくなれたような気がする。

誰かを頼ることにまだちょっと罪悪感があったけれど、

この本を読んだら、なーんだ頼っていいんだ!ってことがたくさん書いてあって

すごく勇気づけられたのでした。

とくに子育てするお母さん、何でも一人で抱えてたらパンクしちゃうので、

もうここは誰かを頼るしかない。

っていうか、誰かに頼られるってとっても嬉しいことなのだから、

もういっそ喜ばせるつもりで頼んでみてもいいんじゃないのと思うのです。

頑張りすぎる人に読んでもらいたい一冊。


そういえば。年明けに書いたブログ
(→今年は他力を信じて、好きなことだけして生きていく。)で

紹介した本『「好きなこと」だけして生きていく。』にも同じようなことを書いていたな。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。