銀色夏生さんの生き方エッセイ「力をぬいて」読了。

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中学生の頃から、約30年読み続けている銀色夏生さん本。「力をぬいて」は銀色夏生さん流の生き方エッセイで、銀色夏生さんの生き方に憧れる私は、食い入るように読んだのでした。

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共感することが多すぎてものすごい数の付箋になった。今、私の普段の考え方も、私が自分でそう思い至ったのか、それとも銀色さんの本を読み続けて、そう思うようになったのか、もはや分からないほど、私は影響を受け続けている。

で、この本を読んでいて思ったのが、銀色夏生さんも私と同じHSP(ひといちばい敏感な人)なのかなということ。銀色夏生さんは、人と数分話せば大まかにその人が分かるそう。同じHSP(?)だからか、感じ方やモノの捉え方がすごく好きで、ずっと読み続けてきたのかもしれない。

HSPの人は、人と自分との境界線が弱く、良いように言えば相手の気持ちが自分のことのように分かるのだけど、分かるぶんだけ、マイナスな感情にも引き込まれやすい。でも、銀色夏生さんは自分の軸をすごく強く持っているので、相手の気持ちは分かるけど、引きずられることはないのだなぁと思う。

以下、覚えておきたいこと、生き方の指針にしたいことをメモ書き。

子育てについて

銀色夏生さんは、「つれづれノート」に子育ての話もたくさん書いていて、それは今の私にとても役に立っている。たとえば過去にはこんなのがあった。

子供が勉強をしなかったり、そのせいで受験に失敗したりしたとき。銀色夏生さんは、ある程度は言うけどあとは、その子の人生だから、受験に落ちてもそれを受け入れようという姿勢で子供と接している。

私だったらきっと、勉強を無理やりにでもさせたいし、子供の希望する学校に行けるよう、なんとかお尻を叩いて、頑張って欲しいと思うだろうなと思っていたので、この考え方がすごく意外だった。

でもそう思うとすごく楽だ。子供が受験に失敗したら親の責任なんて思って、私だったら、自分をすごく責めてしまいそう。揚げ句に、私に恥をかかしたとまで思って、子供を責めてしまうそうだけど。銀色夏生さんの考え方で行けば、最終的には子供がやってきたことの結果であって、親のせいではないし、子供の人生なのだから、落ちたら落ちたでその子をまた別の形で応援し続ければいいだけの話なのだなぁと思う。

今回の本では、下記の部分にすごく共感したし、私もそうやって子供に接するように意識している。たぶん過去のエッセイから私の中にインストールされたのだと思うけど。

できるだけ私自身の価値観を伝えたり、先入観を植え付けないように気を付けてきました。〜略〜とはいえ、小さな子供は、親(養育者)の一挙手一投足を見ていて無意識にその価値観を受け継ぐものなので、生活の中で染み込むものは伝わっていると思いますが。

たとえば、お母さんが虫が大嫌いで、虫を見つけるたびに、「きゃー!どっか捨ててきて!汚い!」という反応をしていたとする。すると、子供は ムシ=嫌なもの と認識してしまう。虫博士になる才能があるかもしれないのに。いや、それは分かんないけど。せっかく虫に興味のある子供になるかもしれないのに、それを親のせいで台無しにしたくないという思いが私にもある。

子供には、なるべくマイナスな先入観を植え付けたくない。フラットに自分の感性で世の中に出会ってほしいなと思う。

神様のストップ

友だちの失敗の話を聞いて、銀色夏生さんが友だちにした話。

「私も2回ほど過去に大失敗があったの。
たくさんの人が絡む仕事で。でも、
もしあの時に中途半端にうまくいってたら、
そこで人々とのつながりができて、
その後辞めたくても辞めることもできずに
人間関係が複雑になって、
今みたいに自由に生きていられないと思う。
だから失敗して、きっぱりやめて、その時はつらかったけど
結局はよかったと思ってる。
そういう失敗を私は『神様のストップ』と呼んでるの」

神様は、私たちが道を誤らないように、ときどき間違った道を行くと、ストップさせてくれるのだから、安心して好きなことをすればいいし、安心して失敗したらいいということ。

これは、私がブックライティングで原稿を担当させてもらったサトミさんも全く同じことを言っていて、ビックリした!!!

サトミさんは神様とは表現していなかったけど、人には進むべき道があり、その道を誤りそうになったら、失敗したりして、必ず何かしらの出来事があり、元の正しい道に戻るようになっている。だから、安心して自分の生きたい方に行けばいいと。行きたいと思う方に進んでいて、もし間違っていたたら戻らざるを得ないような出来事があるのだから、あなたは行きたい方に向かっていくだけで良いということを本の中で言っていた。

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「神様のストップ」というネーミングが良いな。

つまりは、自分を信じてやりたいようにやればいいということだ。

いばっている人

あと、いばっている人に関することが書いてあって、そこが的を射るようにすぱっと核心をついていて、読んでいてものすごいスカッとした。

私はよく、人を認める基準、人を素晴らしいと判断する基準に、「いばっていない」を用いる。
だんだんそう思うようになってきたのは、「いばっていない」ということはかなりたくさんの要素をクリアしないとできないということがわかったから。つまり、「いばっていない」ということができる人は、多くのハードルを越えている人だ。

小物、心が狭い、視野が狭い、器が小さい、我欲が強い、恐怖心が人ほどいばっている。
〜略〜
いばっている人は、弱さと悲しさを露呈している人だ。だからかわいそうで、人々はいばっている人を見守る。いばっている人は精神的に未熟なので、いばってない大人はそれを見ているしかない。

人を素晴らしいと判断するときに「いばってない」を用いるというのも真似したいなと思う。いばってる人は、弱さと悲しさを露呈してる、かわいそうな人というのが、痛快だった。精神的に未熟だから、いばる。私もいばってる人嫌いだから、スッとした。私も次そんな人に出合ったら、かわいそうな人だと思って、遠くから見守ろうと思う。

と、本の中ではこんな感じで、銀色夏生さんの人生におけるライフハックがたくさん書いてある。ハッとさせられる言葉や、今日からの日々をちょっと良くしてくれる言葉ににたくさん出会えた。

私のnote「京都くらしの編集室」でも、こんな風な人生の気付きをいろいろ書き殴っているので、いつかまとめてみたいなぁと思う。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。

\京都ライター塾を主宰/

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