私のせんせー奮闘記(15)〜大学の授業、前期全15回が終了!

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同志社女子大での非常勤講師2年目。今年もいろいろ書き残しておこうと思っていたのに、なんともう!前期全15回の授業が終わってしまったよ。

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せんせー奮闘記

夏休み前の追い込み

私が担当する「編集技術」という授業では、1年かけて学生たちが冊子1冊を作り上げる。

学生たちが自分で企画して、取材して、原稿を書いて、撮影もして、レイアウトを考えて、先方校正もして、印刷へ。

前期では、編集とはなんぞやということから、実際に企画をして、インタビューのやり方を知り、原稿をの書き方を学ぶというところまでをする。

あとは夏休みに実際に取材に行ってもらい、後期からはページ作りへと進む。

夏休み、学生たちが自分たちでアポ入れをして、取材をして、原稿が書けるように、7月はずっとそのための準備をしていた。

先日は、昨年授業を取ってくれていた学生に教室まで来てもらって、実際にやってみてどうだったかという話を聞かせてもらった。これが学生たちにとても好評だった。私が「取材とはこうだよ」と言うよりも、同じ立場で同じことをした先輩の話の方が、よっぽど不安がなくなって勇気づけられたみたいで、まぁ良かった。

気持ちを言語化するということ

前期の授業の最後に、原稿を書く練習をした。自分のお気に入りのお店やスポットを200文字で紹介してくださいというもの。

雑誌に書いてある記事を読むのと、書くのとでは全然違う。これは私もライターになって初めて気が付いたけど、簡単にするする読める文章ほど、書くのが難しい。「読む」というのと「書ける」というのとは、全く次元が違うものなのだ。

学生に、200文字書いてみてどうだった?と聞いたら、すごく良い気付きをした子がいたので紹介。それは…

好きなお店のことを書こうと思って書きはじめたのに、書いているうちに、このお店のことが本当に好きかどうか分からなくなってきた

というもの。おお、それは何と素晴らしい気付き!

頭の中で漠然と思っていることって、言語化しようと試みるとその途中で「??」となることも多い。なんだか思っていたのと違うという違和感があるというか。この学生はたぶん●▲◆というお店が好きだし書こうと思って言語化するうちに、あれ本当に私この●▲◆のこと好きなのかなって気が付いたんだと思いう。

何となく好きだと思っていたけど、いざその魅力を紹介しようと思ったら、実は思っていたほど大したことなかったなみたいな。

言語化すると思考が深まるけど、この学生はまさにそういう体験をしたんだなぁと思って、私はとてもうれしかった。

書く楽しさをもっと伝えていきたいなぁと思う。

後期、学生たちがどんな原稿を書いてやってくるのか、本当に楽しみ。まずはアポ入れがんばれ〜!

私は成績も全てつけ終わり、もう素晴らしい解放感!(授業は楽しいのだけどね)夏休みの間も学生たちとはLINEで繋がっているので問題があるとまたいろいろやり取りがあると思いますが。先生業は夏休み突入です。

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そして、大学の授業とは別で開催している「インタビュー講座」のお知らせ。

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時間:13:00〜15:45
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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。