京都第二日赤の人間ドックにいってきた(胃カメラ、初体験)

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というわけで、夫と二人で行ってきました。京都府庁の前にある京都第二赤十字病院。1月に肺炎、4〜5月にかけて副鼻腔炎に苦しんだときに、これは一度ちゃんと調べたほうがいいなと思って5月に予約しておいたのです。

第二日赤で人間ドックを受けるのは初めてでしたが、結論からいうとものすごくよかった!!設備はすごくきれいで整っているし、サービス(というのか?)スタッフの皆さんの対応がとても気持ちよく、テキパキしていて。

胃カメラを初体験するというので、だいぶ不安があったのですが、いろんなスタッフの方が「大丈夫ですよー」と常に優しく気遣ってくれて、当分胃カメラはごめんだけど、もしまた受けるならここにいきたい、と思ったくらい。

システマチックで面白かった第二日赤の人間ドック、紹介します。

text by 江角悠子(@ezu1030

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モルモット気分の人間ドック

人間ドックを受けるには前日は夜8時以降は飲食禁止。水だけ。当日も朝食は食べず、お茶も飲まず、水だけを口にして病院に8時20分集合。ちなみに前々日から2日分の検便も済ましていたので、それも持参。

検診センターで受付を済ませたら、コインロッカーで用意された服に着替えて待機。身長・体重をはかり、排気量をはかり、お腹のエコー検査。画面を見ながら先生が時々首をかしげる仕草をするので、異常があったのか!?とドキドキしたけど、特に問題なし。

と、いろんな検査項目があるのを、空いている人から順番に受けさせていくという感じ。その流れがものすごくよくできていて、システマチックに管理されているのか、待ち時間がほとんどない。

複雑なパズルをうまく組み合わせるかのように、空いたら次の人、次の人、次の人という感じで回されていく。

ちょっと実験に使われるモルモットのような気分になりつつも、速やかで素晴らしいなと思う。

胃カメラ体験

そうしているうちに心の準備もできないまま、あっという間に胃カメラの時間。今の胃カメラは、技術が進んでるからもうだいぶ細くなってるし、痛くないんじゃない?と20年前くらいに一度だけ受けたことがあるという夫が言うので、まぁそうだよねと思いつつも、ドキドキしていたのだけど、果たして。

胃カメラを飲む前に、まずは胃の壁をきれいにするという液体を渡される。

ポカリスエットのようにほんのり白く濁った液体、紙コップ1杯分。どんな味がするのか想像できず、恐る恐る飲んで見たけど、まずいー!というほどではない。

次に、台の上に仰向けに寝転ぶと、喉を麻酔するための液体を流し込まれる。これは飲んではいけなくて「いいよ」と言われるまで喉でためておく。

しばらくすると喉のあたりがジンジンとしてきて、麻酔が効き始めたのだなと思う。これ以降は唾を飲んでしまうとえづいてしまうので、「唾はだらだらと吐き出してください」と言われ、静かに驚愕。汚い&恥ずかしい。けれど、そんなことも言ってられないくらい、本当に唾が飲めない。

体を横に向けて、口から上手によだれが下に流れ出るように体勢を整える。もしえづきたくなったら、深く息を吐いてくださいねと言われて、いざ胃カメラ。

麻酔のおかげで喉に痛みは全く感じないのだけど、胃カメラが喉を通ると、これがもう驚くほどしんどい。先生は、肩の力を抜いていたら、そんなにしんどくもないし、えづくこともないですよと言ってくれていたのだけど、入るやいなや、う、う、う、おえーっ!!!とえづきまくる。

そしてカメラと共に胃の中に空気が入るせいか、部屋中に響き渡るかのようなものすんごいゲップが出る。先生やスタッフの人、汚くてごめんなさいと思うのだけど、恥ずかしいとかもうどうでもよくて、ただひたすらしんどくて、自然と目から涙がこぼれ落ちる。よだれもだらだら。ここでは出産してるウミガメの気分。

目の前にはちゃんとカメラが映し出す様子が見られるようモニターが用意してあるのだけど、もはやこちらもどうでもよくなっていて、ピンク色の胃の中が映し出されているけど、はぁ、そうですかという感じ。目を閉じて、しんどいのが通り過ぎるのを待つ。

喉元を過ぎるとなんとやら、で(ちがう)胃の中にまですっかりカメラが入ってしまうとだいぶ楽になる。お腹の中で何かが動いている違和感が少し。胃の中の感覚ってあんまりないのだなぁと思う。こんな異物が中に入っているというのに。

ひととおり胃の中を見終わって、いざカメラを取り出すときがまた地獄。ここでもまた大音量のゲップと共にカメラが取り出されたのでありました。

最後にだらだらの口元を拭いたら完了。ここまでの時間約5〜6分ほど。短いようで長かった!

胃の中は少し荒れていたようで、ご飯を食べたとき胸やけとかないですか?と言われたのだけど、鈍感なのか全然胸やけしてるとか分からないというと、じゃあ大丈夫ですねと終了。

後日、検査の結果の書類を持って、先生に話を聞きに行くことになりました。以上、人間ドック半日コース 46,440円。補助が出たので実質一人1万5000円で受けてきました。

全ての検査を終えたら、何と!お食事券をいただきました!第二日赤病院の周辺にある飲食店で利用できる900円分のチケット。まぁ元から費用に含まれているのかもしれないけれど、朝食抜いてきていたから、なんかもう!ものすごいご褒美感!ありがとう!!!嬉しい!!

どこに行こうか迷いましたが、進々堂へ。ここのランチがまた朝食抜いていたのを差し引いてもとってもよかったのでまたの機会に紹介したいと思います。




進々堂の紹介記事はこちら!

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。