たまに読み返しては、ハッとさせられて仕事を始めた頃の原点に戻れる、みたいな本があるので紹介します。私が普段から仕事をする上で気をつけていることがいくつかあって、本を読み返してみると、その習慣のほとんどが「あ、この本に書かれていたことなんだわ」と言うことが本当に多くて、春から新しく社会人になる人も、フリーランスで仕事増やしたいなぁ、効率よく仕事したいなぁという人に全力でオススメします。
と思ったら、10年以上前の本で、中古しかなかった。気になる方はKindle版どうぞ。
「仕事が10倍速くなるすごい!法」
著者は20年間15万人以上に人材コンサルタントを行い、多くの一流経営者、実業家に出会ってきた松本幸夫氏。その中で「できる人」には共通点があることを発見し、そこから得たたくさんの共通点を、この本の中で「100の英知」として紹介しています。その方法のどれもが実はほんの些細なことだったり、今すぐ、誰にでも実行できることだったりします。
例えば1章の「できる人はここが違う」では、頭のいい人と悪い人の決定的な違いとして「すぐやる」ことを挙げています。すぐやる、すぐ動くというのが本当に、誰にでもできるのに、なかなか実践できないことだと思うのだけど。
クライアントさんですごく仕事のできる人がいて、その人のメールの返事は異常に早い。メールを送って1、2分で返信が来ることはざらで、下手するとチャットのようにやり取りをしてあっという間にことが解決する。あと、取材で人気店や老舗で長く続いているお店とやりとりをすることがあるのだけど、原稿確認など、お店が忙しくて返事遅いだろうなと思ったところほど、すぐに返事が来ます。これが人気店であり老舗で長く続いている理由なんだなーと思うのです。私もなるべくすぐ!すぐに返信することを心がけているのだけど、ついつい後回しになることもあり。
以下、習慣にしたいこと抜粋
・あと2年しか生きられないとしたら何をするか?
・完璧を目指し過ぎないのが、完璧を目指すコツ
・人がやりたがらないことを率先してやる
・目標は細分化するほど叶う
・なりたい人物のように振る舞う
・「行動」しながら考える
・強運は準備をして待っている人にやってくる
・相手の「名前」を繰り返し口にする
今すぐやってみよう!と思えることが具体例とともに紹介してあります。
一つひとつが短くて、気になったところだけパッと読めるのもいいのです。
今やすっかり習慣となっていることは、こちら。
・「ほめる」と不思議なくらい「人の心」をつかめる
私は会った人の素敵なところがあれば、必ず言葉にして伝えるようにしています。「ほめる」というと何だか上から目線で少し偉そうな気もするのだけど、いいなと思ったことは必ず伝えようと決めています。最初はこれがすーごく恥ずかしくて、なかなか伝えることができなかったのだけど、勇気を出して言うようにすると、相手も喜んでくれるし、私も嬉しいしとすっかりハマって、今では伝え忘れると気持ちが悪くて、後からメールで伝えたりするほどに。女性だと大抵、服が素敵とかアクセサリーが素敵とか、そんな感じのことになるけれど。美しい人には美しいと言うし、肌が綺麗な人には綺麗ですね、どうやってお手入れしているのですかって聞くし、かっこいい人にかっこいいと言うのだけど、でも、そういう人たちって言われ慣れているので、たまに嫌がられることもあるんですが(笑)いいと思ったことを、いいねと自分の言葉で伝えるの、すーごく気持ちいいので、ぜひ今からでも試してみてほしいです。
・イヤな仕事ほど、すぐ手をつけよう
イヤなことほど、やるのが後回しになってしまうのだけど、後になればなるほど、イヤな気持ちが膨らんでいくし、今目の前の仕事だって、そのイヤなことが気になって集中できないしってことで、もういっそ先にやってしまうのが正解。ま、後回しにしがちなのだけど、意識するとまた違うので、まずは「これするのイヤなんだな」と自覚するといいかもしれません。
自己啓発本、面白い。