私の発酵生活・手前味噌のワークショップ

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週末、このブログではもうおなじみガラス作家の真紀ちゃんが自宅で手前味噌ワークショップを開いてくれるというので行ってきました。宅配野菜をお願いしているべじべじで、手前味噌セットが売られていたのでそれを購入して、前日に真紀ちゃんに大豆の煮る方法を教えてもらって、薪ストーブの上でコトコト煮ること4時間。今までも味噌づくりをしたことはあったけど、たいてい煮てある大豆を潰すというおいしいとこどりで、肝心な下ごしらえをしたのは今回が初めて。大豆を水につけると何倍にも膨らむとか、全然知らなかった…!

煮た大豆を持って、いざ味噌づくり。
手順はざっくりとこんな。

大豆をつぶす
麹と塩を混ぜて塩切りする
つぶした大豆と塩切した麹を混ぜ合わせる
味噌玉を作る
容器に味噌玉をつぶしつつ敷き詰める
塩で蓋をする…ところを真紀ちゃんレシピでは酒粕で蓋をする
密封

これまで人任せにしていたときは全然やり方を覚えてなかったけど、自分でやるとちゃんと覚えてるもんだ、と改めて。

最後、酒粕で蓋をしているところ。私は肌が弱くて、麹と塩を混ぜるところは塩による痛みがすごかったけど、健康な人はみんな痛くないんだね。

ひたすら大豆をつぶしながら同級生の子を持つお母さんが4人、なんてことない雑談で盛り上がる。高校生の放課後みたいで、なんか楽しかった。

真紀ちゃんは本業でガラスのワークショップもしてるし、なんかフラワーアレンジメントも教えているし、で(何者?)、こないだ生徒さんに●●もらって、「先生業してたらいろいろもらえるわ~」という話をしてくれて、「いいなぁ、わたしも先生しようかなぁ(笑)」という会話をしてたんだけど、あとからふと、先生業をしているからいろいろ物をもらえるんでなくて、真紀ちゃんだからもらえるんじゃないのと思ったのでした。今回もおいしい手前味噌レシピ、惜しげもなく教えてくれたし。

真紀ちゃんは普段から「これおいしいで」とおすそ分けをよくしてくれて(おいしいものハンター)、だからこそ私もおいしいもの見つけたら真紀ちゃんにあげなきゃと思うし、普段から与えている人だからこそ与えられる人になっているんじゃないかなぁ。

いろいろもらえる人っていいなぁって思うけど、その前にいろいろ与えているんだよね、モノだけじゃなく自分の時間も、持っている知恵もいろいろ。私も与える人になって、そして与えられる人になろうーっと。とかって味噌づくりを終えて思ったりしたのでした。

さてさて。仕込んだ味噌がどうぞおいしくなりますように。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。