今回の旅のお供は最近すっかりハマっている星野源さんの「働く男」。
星野さんの文章を初めて読んだのだけど、とても読みやすかった。
端正な文章、というのでは決してなく、例えるなら泥臭いというか。
ユーモアたっぷりで味がある。
エッセイの中で、文章の才能はないと思うよ、と言われ続けてた話があって、
才能があるからやるのではなく、才能がないからやる、
という選択肢があってもいいじゃないか。
という一文にとても心打たれた。
以前、noteに「自分には才能がないと落ち込んだときは」って文章を書いたけど、
才能がないからやる、っていう発想もいいなと思ったのでした。
雑誌で連載していた映画コラムがまた面白くて、
映画ことは半分以下、自分のことを語る方が多い、みたいなコラムも多いのだけど、
その語り部分がまた星野源さんの魅力全開という感じで。
たぶん全然メジャーじゃない映画ばかり取り上げられていたのだけど、
コラムを読んでいたら断然見たくなるものばかりでした。
「愛する者を失った人生に、意味はあるのか」映画シングルマン、見よう。メモ。
— 江角悠子(ライター小春) (@ezu1030) 2016年11月8日
後半では、星野源の前張り姿が見られるという特典(?)や
お笑い芸人のピース・又吉さんとの対談がこれまた面白くて。
これまで発表した曲の解説あり、「星野源を支える55の○○」などなど、
最近、星野源さんのファンになって日の浅い私としては、
星野源の入門書ともいえるような、ぴったりな1冊なのでした。
ちなみに、文庫本の表紙の方が私は好き。
このあっさりした顔、メガネ男子なところ、好き要素が多すぎる。
そういえば、一昨日、茨城の出張から戻ったのが夜中の12時過ぎで
自宅に戻り、まずしたことといえば、録画していたドラマ「逃げ恥」の鑑賞っていう。
こんなにニヤニヤしながらドラマを見たことがあるだろうかっていう。
早く次回が見たいー!