昨年、はじめてZINE制作講座をした。
大学で8年ほど「編集技術」を伝える講義をしてきた。受講する学生の変化が目覚ましく、「編集技術」って本当にすごいな!大学生以外にも、もっと伝えたいと思ったのが理由だ。
ZINE制作講座を受講してくれたのは、会社員から専業主婦の方から、60代の方まで、実に多彩だった。Googleドキュメントの使い方の説明から必要だったりもしたけれど、ZINEは何とか完成した。

このとき作ったのは、アンソロジーZINEだったけれど、受講生はその後、自分だけのZINEを作ったり、文学フリマに出店したり、はたまた、地元のお気に入り書店にZINEを売り込みに行って、なんと並べてもらえるようになったりと、活躍がすごい。
ZINEを作ったことの余波が、これほどのものとは!
そして最近は、こんなうれしい報告を受けた。
60歳の受講生が、なんと91歳のお父さんとZINE作りに取り組んだという。写真を撮ることが趣味だったお父さん。大量に現像した写真があるのを見てピンと来た受講生。
きっかけは、私が共著のZINEを作成したことだった。長年の夢が叶いエッセイが本になった。それは、震えるような喜びだった。この喜びを父に味わってもらいたい。
「お父さん、今まで撮り貯めた写真でアルバムを作り、おばちゃんにプレゼントしない? 私も協力するから」私からの提案はまずは否定する父が、この時ばかりは珍しくふたつ返事だった。
60歳と91歳の大奮闘の夏。
けっして一筋縄では行かない様子に笑い、ZINEの完成シーンでは涙し、ものすごく素敵プレゼントをもらったような気になったのでした。
そらさんのnote、ぜひ読んでみてください。
今年は、ZINE作りではなく、「編集技術」をテーマにした講座にします!気になる方は引き続きメルマガのチェックをお願いします〜。



