変わりたいけど変われない人の深層心理

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今の状態にもやもやするけど、動けない、どうしたら良いか分からない、と迷って結局動けない。

ということはよくある。そういうときに何が起きているかというと、天秤がちょうどいいバランスで成り立っているのではないか?と最近気が付いた。

たとえば、今の会社で働き続けるのは嫌だなぁ、ゆくゆくはライターになりたいなぁ、変わりたいなぁと思っている人がいるとする。この場合、なぜ動けないかと言うと、会社は嫌だけど、我慢できるという天秤がちょうどよくバランス良く成り立っているからである。

これで、もうこの会社で働き続けることは我慢できない!!!!となったらバランスが崩れるから、もはや悩んでいる場合ではなくなり、転職や、次どうするかに向けて動き出すんじゃないかと思う。

動けないという人は、動けないんじゃなくて、「動かなくてもいい」と無意識に思っているから、動いていないだけなのでは?という気付き。

それでいいと思っている。このままでいることを許しているという状態。

「会社が嫌」という左の皿と、「安定した給料や慣れ」という右の皿。この天秤が釣り合っているから維持しているのである。

いつか、どちらかに限界が来たら、動かざるを得なくなるから、動けないなぁって人は、まぁ、そこにいればいいんじゃないかと思う。天秤がうまくバランスがとれてるってことで。それで満足しているのではないだろーか(無意識に)。むしろ、バランスが崩れたら怖いから、保とうとしてあえて動かない状態を選んでいたりしていると思う。バランスが取れているって、悪いことじゃない。

でも、本当に動きたいのに動けないと苦しんでるなら、試しに小さく動いてみるといいのかも。転職するなら求人サイト見るだけとか、ライターになりたいならnoteを1本書いてみるとか。本当に動きたいなら、それくらいはできるはずだし、そうすることで、バランスが崩れて、気付いたら動き始めていたりするかもしれない。

こないだ私は、長らく天秤のバランスがとれていたものが崩れて、一気に動き出したことがあり、そんな気付きがあったのだった。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。