2023.1.5(木)

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今日から中学校がスタート。娘は学童。ようやくいつもの日常。簡単に瞑想して、息子を起こす。今日はお弁当はいらない。娘はいるので詰める。

朝ご飯はお餅を焼いて。今日はジムに行ってピラティスをするからウォーキングは省略。

夫は起きてこない。昨日の夜、ケンカしたので不貞腐れてるのか知らんけど。子どもたちを送り出したら、洗濯を干してさっさと事務所へ向かう。あぁ、家以外に私の居場所があって良かった。

事務所についたら、オーナーが入り口の掃除をしていたので新年の挨拶。中に入ったら、昨年一度、顔を合わせた人がいたので、ちょっと雑談。

昨日の夜から引きずってた嫌なことが、雑談のおかげで気が晴れた。なんか、どーでも良くなってきた。その後、みんなで行く初詣に誘われて迷ったけど、やめた。大人数でワイワイ行くの苦手と思って(何人で行くか分かんないけど)

ブックライティングの仕事、ちょっと進んだ。牛歩レベルだけど、確実に進んでることに安心する。

午後からスポーツジム。事務所から歩いて行けるのに着替え一式忘れてきてしまい、一旦家に戻ることに。めんどくさい。

帰りの電車で、この1ヶ月くらい聴き続けてるヒゲダンの「silent 」をいつものように聴いていたら、その中の歌詞「正しさよりも優しさがほしい」ってところが、急にぶっ刺さってきて、ちょっと泣きそうになる。

この歌詞がずーっと心に引っかかってたんだけど、それは私の心叫びだからだなと分かった。正しさより優しさがほしいのは、私だったんだと分かった。

私はいつも正しい方を選んでしまうし、人にも正しさを押し付けてしまうけど、本当は正しさなんてどうでも良くて、ただ優しさがほしかったんだよなぁって、ハッとした。

正しさなんて、時代とか背景とかが変われば、あっという間に逆転する脆いものなんだから。そんなものを優先するより、優しさを優先したい。

部屋がいつも綺麗な方がいいだろうけど、疲れたときは部屋は汚いままでもいいのだ。お風呂は毎日入った方がいいかもしれないけど、疲れたときは入らなくてもいいし、いつもいつもちゃんとしてなくていい。ちゃんとしなきゃっていつも思うけど、子どもにも、ちゃんとして!って怒るけど、ちゃんとするって何?なんかいろんなことを許せる人になりたい。優しい人になりたいなぁって思った。

家に帰ったら、息子がお年玉で自慢のマウンテンバイクのペダルを変えたと嬉しそうに教えてくれた。以前わたしが見つけてきたマウンテンバイクのお店に友だちと行ってペダルを交換してきてもらったらしい。

ブレーキが壊れてるのを直すのに5万円かかると思ってお年玉を全部つぎ込むつもりで見てもらったら、直さなくても大丈夫ということも分かり、ご満悦でいろいろ話してくれた。

「ほらね、お母さん、いいお店見つけてあげたでしょ」と言うと「うん」といつになく素直に言っていた。反抗期真っ盛りで、無愛想なことが多いのに、とうれしい。子どもがうれしそうにしてくれてるだけで、それだけでもう十分だなぁと思う。

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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。