今月後半から、ダイヤモンド・プリンセスという大型客船に乗る船旅に出発します。日本を一周する9日間の旅。
2019年に初めてクルーズに行き、コロナ渦が明けた2023年に2回目のクルーズ。そして、今回が3回目となります。3回目となる今回の旅が終わったら、実はもうクルーズは当分行かなくていいかなと思っています。
私の一生の夢!と思って、あんなにも憧れていた船旅だったのに、何度か経験して、私はもうちょっと飽きてしまっているのです。
この感覚に気が付いたとき、我ながらびっくりしました。めちゃくちゃ恋い焦がれていた船旅に、たったの2回行っただけで、もういいかなと飽きてしまう自分に。
人というのは、良くも悪くも慣れてしまうものなんだなぁと思いました。慣れて、そして飽きてしまう。たとえ、それがどんなに好きだったとしても。
念願のクルーズに行ったときも思ったんです。
クルーズの料金には食事が3食分含まれていて、毎日のディナーには、フレンチのフルコースが食べられるようになっていました。しかもメインを2回頼んでも良いし、前菜だけ食べてもいい。デザートだって、全種類を注文してもいい。そんな、贅沢な(わがままな)貴族だけがするようなオーダーの仕方あるんや?…みたいな注文にも応えてくれる。
フルコースのディナーが毎日!
と浮かれていたのは、最初の3日くらいで、4日目くらいになるともう飽きてくるのです。
そしてフルコースに飽きた私たちが向かうのは、フードコート的なカジュアルなレストラン。そこで、うどんを食べてホッとするのです。
どんなに贅沢で豪華な食事も、たった3日で飽きるとは。
フルコースのディナーが毎日食べられる=極上の幸せ
と思っていたのに、毎日これかと思うと逆に辛い。
そして今回の豪華客船の旅に行けるというのも、私の理想であり、憧れであり極上の幸せ!と思っていたのに、3回目にしてちょっと飽きが来ているという事実。
この感覚に気が付いたとき、船旅を老後の楽しみに取っておかなくて良かったなと思いました。憧れが強ければ強いほど、長ければ長いほど、いざ体験してみて、こんなものか…となったときの落胆が大きいような気がする。
どうせこうなるんだったら、憧れとかあったら、さっさと体験してみるのが、一番良いのかもしれない。
憧れていて、でも手に入らなくて、しんどい。
という状況を長く引きずるより、背伸びしてでもさっさと体験しておく。すると意外と、こんなものかとなったりするのかもしれない。思ってたんと違うってたくさんあるんだろうけど、それは実際に体験してみないと分からないことも多い。
逆に猛烈にハマって、1週間のクルーズではモノ足りず、3ヶ月とかの世界一周の旅に出ていたかもしれない。
もしそうなるにしても、老後に気が付くより、早くにその魅力に気付いていた方が、実現できる可能性は高い(どっちにしろ早い方がいいと私は思った)
さて、旅に出るたびにやっている私のお気に入りの企画「クルーズ船からお手紙欲しい人」をまた今回もメルマガで募集しようと思っています。ちなみに前回はこんなでした。
気になる方はぜひ引き続き、メルマガをチェックしてもらえたらと思います!