ZINE「わたしは、まじめちゃん」が完成しました!

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このZINE「わたしは、まじめちゃん」は、今週末、11/11(土) に開催される「文学フリマ東京」で販売します!

文学フリマ東京


D-07・08(第一展示場)
京都くらしの編集室ZINE部ブース

■11/11(土) 12:00~17:00開催
■東京流通センター 第一展示場
■東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分 (入場無料)

まじめな性格を全肯定したいと思って作り上げました。

ZINE「わたしは、まじめちゃん」

まじめな性格の人は、幸せにたどり着くまで、ちょっと遠回りするかもしれない。けれど、本当の幸せを手に入れられるのは絶対に、まじめちゃん!まじめちゃんである著者が、46年生きてきた中で試行錯誤してたどり着いた、楽しく軽やかに生きるためのヒント。まじめは宝!と思えるエッセイ集。

「はじめに」で書いた文章をそのまま掲載してみます。

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小さい頃から、「まじめだねぇ〜」と言われてきた。親に言われたことはちゃんとする。期待に応えるために努力したし、学校の先生の言うこともよく聞いて、夏休みの宿題だって、泣きながらでもちゃんと終わらせていった。

待ち合わせに遅刻なんてもってのほかだし、体がしんどくて会社を休みたくても、がんばって行ったし、苦手な人や嫌いな人がいても、愛想よくして上手く付き合うようにしてきた。

不器用だったから、ひょっとしたらできないことの方が多かったかもしれない。

でも、いつだってできるように、私は最大限努力をしてきた。人に迷惑をかけないように、自分でできることはなるべく自分でして、手伝えることがあれば手伝ってきた(と思う)。

そうやって私は、ちゃんと生きてきた。手抜きをせず、バカ正直に。

でも、そうやって生きていると、たまにこう言われた。「まじめだねぇ〜」と。少しバカにするような、哀れむような感じで。クスッと半笑いで言われる、あの感じ。

褒められているのか、バカにされているのか。そう言われると、なんと答えるのが正解なのかが分からなくて、苦笑いしかできなかった。

まじめな性格で何が悪い、と今は思う。

でも、まじめであるが故に苦労したり損したりしてきたことは、たくさんあると思う。分かっている。もう少し肩の力をぬいて、気楽に生きられたらいいのにと思うことはよくある。

悔しい……。

まじめな性格は「損」なのだろうか。

いや、それは絶対に違う。

私は、わたしがまじめであることを全肯定したい。

まじめな性格の人は、幸せにたどり着くまで、ちょっと遠回りするかもしれない。けれど、最終的に本当の幸せを手にいれられるのは、絶対に「まじめちゃん」。「まじめは宝」であることを証明したい。だからこそ、「あぁ、私、まじめでよかったな」と思えるような文章を、私が読みたい。

そう思って、この本を作った。

世界中にいる、今日もまじめに生きている愛すべき「まじめちゃん」が、「あぁ、私はわたしで良かったんだ!」と、ちょっとでも思えるような本になっていることを願って。
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このZINEは、文学フリマでご購入していただけるほか、オンラインショップでも予約注文を受付中です!5月に制作したZINE「文章を書いて、生きていきたい」と2冊セットでご購入いただく場合は、送料無料となっています。



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この記事を書いた人

江角悠子

1976年生まれ。京都在住の文筆家・編集者、ときどき大学講師。ブログでは「ふだんの京都」をお伝えするほか、子育てエッセイも。コーヒー・旅・北欧・レトロ建築をこよなく愛す。